購入編

【最新版】《不動産投資》各金融機関の融資情報

不動産投資(ワンルームと1棟)の最新融資情報です。

・今の自分には何が買えるのか

・どんな物件との相性がいいのか

を把握しましょう!

買える物件に絞って探せないと、時間の無駄になるだけです。

 

ワンルーム系の融資はあまり変わっておらず、フルローンが基本になっています(頭金10万円あれば買えてしまう)。

しかし、1棟物件は、2018年以降厳しくなり、この流れは継続されています。

厳しくなった、というよりは、健全化された、という表現のほうが適切かもしれません。

自己資金の乏しい人に多額の融資をする危険極まりない状況がなくなった、ということで、不動産業者の三為(転売)で被害を受ける人は減ると思われます。

 

融資情勢は月単位で変わります。

数年前の情報などを基準に考えても意味がありません。

常に最新の情報を取るようにしましょう。

 

2020年現在は融資が大変厳しくなり(1棟物件)、不動産投資家を欺いて暴利を得ていた不動産業者は廃業していくと思われます。

少し前までは、フルローン、オーバーローンと言った、自己資金をほとんど入れずに物件を買うことができました。

しかし、そのほとんどが、不動産業者にはめられており、前述した三為(転売)で、不動産を買わされています。

そして、多くは不正絡みです。

融資審査が緩い銀行が軒並み使われ、物件価値以上の融資まで平気でするので、業者は上乗せ放題でした(そして、前述した不正も容認してました)。

買主は、微妙なエリアを高値で購入しているので、キャッシュフロー率も悪く、売ろうと思っても売れません。

今はなんとか回っているように見えるので、気が付いていない人も数多くいます。

ほとんどの物件が古めのタイプなので、今後想定される家賃の下落、入居率の下落、修繕費の高騰などにより、支払いが苦しくなっていくことでしょう。

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非常に不健全な状態が続いており、不動産業者の儲けは尋常ではありませんでした。

融資が厳しくなったことで、本来不動産を買うべき人が買う、という状態になったのだと感じます。

本来買うべき人とは、

・多くの自己資金を持っている人

です。

1棟物件は、1にも2にも3にも自己資金です。

自己資金が乏しいのであれば、コツコツ時間をかけて買う以外の方法はありません。

小手先の買い増しなど通用しません。

自己資金が乏しい人は、ワンルーム(区分マンション)から始め、堅実に資産を積み上げましょう。

最初から戸建てや1棟という選択肢もありますが、手元の自己資金が乏しい場合は、その間の時間ロスが発生するので、無理せずワンルームから検討してみることをお勧めします(私自身もワンルームスタートです)。

 

各金融機関の特徴と融資可能な属性(資産背景含む)をまとめました。

銀行によって見るポイントは全く変わります。

物件と銀行の相性もあります。

物件が良さそうに見えても、融資が引けなければ買えません。

良い物件は、

「物件+銀行」

 で決まる

と思ってください(1棟)。

物件だけ見てこれが欲しい、あれが欲しい、では購入までに時間がかかります。

まずは自分自身が組める金融機関と物件の相性を把握し、物件+銀行を常にセットで考える力を身に着けてください。

この物件がいい!

といって、どこでどのように融資を組む想定ですか?と聞くと、全然そこまで考えていない人が多くいます。

築古と相性の良い金融機関しか使えそうにないのに、築浅を求めても、買うのは難しいということになります。

自分が欲しいと思う物件が買えるわけではない、ということは、常に念頭に置いておく必要があります。

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現状の自分の状況(勤務先、年収、自己資金など)を踏まえ、どのような順番で買っていくのが理想であるか、多少は考えておくことをお勧めします。

使う金融機関の順番を誤ると、思った以上に買えないなど、勿体ない事態を招きます。

購入プランを立てるときの参考にしてみてください。

どのくらいのキャッシュフローを得たいのか、というビジョンも大切です。

それによっては、自己資金を多額投入しても金利の低いところで借りるのか、自己資金を温存して買い増しを優先するのか、など分かれてきます。

使える銀行別に、買い増しのステップについても解説しています。

ただし、金融情勢は日々変化します。

過度に先のことを考えすぎても、その時になると状況が変わることも珍しくはないので、まずは今の自分に何が買えるのかを把握し、目の前の一つを購入することに集中すると良いでしょう。

不動産は、結局のところ、細かいことを気にせずとも

・現金さえ豊富であればいくらでも買える

・現金が豊富でなければ買い増しはできない

という実にシンプルな投資だと思ってください。

そして、借り入れが増えていけば増えていくほど、次の融資ハードルは上がっていきます。

急激な買い増しは不可能

ワンルームの場合は、そもそも年収倍率で借入の上限がある程度決まっています。

1棟の場合は、自己資金次第で多くを買うことは可能です。

未だに、とにかく早く数持ちたい、と考えている人がいますが、よほどの自己資金が無い限り、それは無理です。

そして、今後も厳しいでしょう。

この手の人は、傾向として、今の会社員の給与などになんらかの不安を抱えており、短期で急激にキャッシュフローを得て楽になりたいと思っている人が多いと感じます。

何事もそうですが、いきなり現状が楽になる手段などありません。

甘い言葉の裏には、罠が仕掛けてあります。

是非高いリテラシーを持って不動産投資に挑んでください。

 

2020年現在、給与所得者への不動産投資は終焉を迎えようとしています。

買い増しは自己資金次第ですが、その自己資金を作るのも時間がかかります。

多くの人の場合、1棟目~2棟目くらいであれば、購入は現実的です。

総借入でいうと、1億円ほどでしょうか。

それ以降のハードルはグンッと上がると思ってください。

・積算が出る物件を持っているから

・RCを持っているから

などは関係ありません。

これは冒頭で説明した通り、小手先の発想です。

・そこそこ良い場所を持っていて物件がしっかりと回っている

・残債が十分に減ってきている

・本人に不動産投資の経験が十分にある

多額の自己資金を持っていて、どんどん増えている

という状態が作れると、普通に購入できます。

 

さて、2020年現在、某銀行に私についてヒアリングしたところ、以下の条件をもらいました。

・融資額:3億円

・金利:1.2-1.5%前後

・頭金:10%

想像よりも良い回答でした。

仮に3億借りる場合、自己資金は諸費用を入れて5,000万ほど出せればいいわけです。

会社員をやめるときに想像していた条件と比べると、こんなんでいいんだ、という好条件です。

 

私の現状は以下です。

年収:60万円(自営)

・総借入:約4.5億円

・純資産:約2億円

・年間家賃収入:4,000万超え

・所有物件:

1.木造 築10年(前面道路の幅員は4mない狭い接道)

2.鉄骨 築20年(前面道路の幅員は4mない狭い接道)

3.木造 築3年

4.木造 築12年(借地権)

5.木造 築12年(借地権)

決して土地としては資産価値が高いような持ち方はしていません。

私自身は積算価格を気にしたことがないので計算したことはありませんが、積算の観点で見ると、もはや全く出てないかと思います。

・接道条件が悪い

・借地権

というのは、銀行の評価の観点でいえば、伸びないでしょう。

にも関わらず、年収60万円(バイトレベル)の私がどうして3億円ほどの融資が可能という回答を得ているのか、というのがポイントです。

・所有物件が堅実な数字で回っている(場所と返済比率)

・残債が減っている(フルローンの経験は1回しかない)

純資産が総借入に対して多くある(借り入れの半分近く純資産がある)

という部分が、ポイントなのです。

小手先ではなく、本質で攻めているつもりです。

個人的にはRCがあまり好きではなかったのもあり、木造か鉄骨のみで、今でもそれは変わりません(このあたりは好みが分かれます)。

少なくとも、耐用年数云々、積算云々、という観点では物件を選択していません。

本質で攻めれば、買い増しは問題なくできます。

小手先で純資産が少ないのに多くを借り入れようとする発想は、もう通用しません。

 

不動産投資で資産を堅実に形成していくには、とても時間がかかるのです。

早く始めている人ほどメリットを教授しやすい投資です。

例えば、年間家賃500万の物件があるとします。

これを1年迷っていたとすると、500万の家賃が得られる機会を失っていることになるのです(すごく簡単に言うとです)。

それに気が付くべきです。

タイムイズマネーです。

 

不動産の買い増しは、1棟を買うところからがスタートです。

1棟買う前から、2棟目、3棟目のことを考える必要は、あまりありません。

但し、使う金融機関は予め整理しておくことで、ロスなく買い増しができます。

目の前の1棟を買って、キャッシュフローを貯めて、本業からの貯金もして、それを次の頭金にして1棟を買い増す、というスタンスでしか買い増しは難しくなります。

 

改めて書きますが、

少ない自己資金でできるだけ多く買ってキャッシュフローを得て楽になりたい!

という発想は捨ててください。

 

不動産投資は堅実に時間をかけて大きくやっていくものです。

10年、20年とかけて、安全に資産を増やしていきます。

 

1棟を購入すると、返済がスタートします。

銀行は、この返済が相当進まないと、購入した物件を資産と見なしてくれません。

健全な買い方をしていても、購入後3年~5年ほど経過しないと、次を買う話は出てこないと思います。

キャッシュフローも、1年では次の物件を買うほどの頭金は貯まらないと思います。

早い人でも、2年か3年に1棟くらいで考えるべきです(自己資金が多い人は別)。

また、既存の借入が増えれば増えるほど買い増しは困難になります。

1棟目の購入はフルローンで通る可能性があっても、2棟目、3棟目は同じようにいきません。

借入が多くなればなるほど、必要な自己資金は増えてきます。

1棟目より3棟目の購入の方が、難易度がはるかに高い、ということです。

この難易度を自己資金でカバーしていくのです。

劇的な買い増しは不可能と心得ること

ワンルーム(区分マンション)と1棟の分岐点

ワンルームは収益力が低いので、1棟を検討したい!

という人が多くいます。

 

確かに、ワンルームの方が、購入ハードルが低い分、収益性で劣ります。

ただし、1棟が当分買えないのにそこを求めて走るのは、タイムロスになる場合もあるため、今の自分には何が最適なのかを客観的に理解しておく必要があります。

 

【1棟から検討すべき属性】

年収:700万以上

金融資産:2,000万以上

 

この属性であれば、ワンルームからのスタートは勿体ないといえます。

1棟から検討すると良いでしょう。

金融資産とは、主に預貯金だと思ってください。

貯金が2,000万円以上あって、かつ年収が700万以上であれば、1棟のテーブルに乗っているということです。

 

【ギリギリ小さい1棟が買える属性】

年収:400万以上

金融資産:1,000万以上

厳密にいうと、500万円から800万円ほどを不動産の頭金として投入できる人が対象です。

これであれば、小ぶりの1棟(築古で3000万円台以下)の検討は可能になります。

 

【戸建て】

年収:400万円以上

金融資産:500万円以上

戸建ては、1000万以下なども存在するので、300万円前後ほどが使えれば、購入できる可能性があります。

 

【上記に満たなければワンルーム(区分マンション)】

預貯金が500万円に届いていなければ、ワンルームからスタートし、ワンルームから増える資産と貯金の両方を積み上げて、最低でも預金500万円を狙いにいきましょう。

年収が高くても、貯金がなければ1棟または戸建ては買えないと思ってください。

 

※親の財産を使える状況にあったり、すでにローンの無い物件を持っているような場合であれば、上記に満たなくても1棟の購入が検討できる場合があります。

ワンルーム(区分マンション)の融資情報

区分マンションは、1棟に比べて格段に融資ハードルが低く、審査も通りやすい特徴があります。

複雑なことはほとんどありません。

区分マンションでは、年収倍率により、借入の上限が決まってきます(提携ローン利用時)。

社会人になって、源泉徴収を最低でも2回もらわないと、融資のテーブルには乗りません(1回目の源泉で400万円の年収を超えるのは難しいので、必然的に2回目以降になります)。

転職に関しては、大手から大手など、同規模への転職であれば、転職直後でも融資のテーブルには乗ります。

大手からベンチャーなど、会社規模が小さくなるような転職は、注意が必要です。

具体的には、会社の資本金が1億円未満であったり、従業員数が少ないと、年収が高くても融資を断られることはあります。

銀行 必要年収 自己資金 金利 借入限度
じぶん銀行 400万円以上 10万円 1.92%前後 年収の8倍
ソニー銀行 450万円以上 10万円 1.64%前後 年収の8倍
イオン銀行 500万円以上 10万円 1.65%前後 年収の8倍
オリックス銀行 500万円以上 10万円 1.9%~2.2%前後 年収の12倍
SBJ銀行 400万円以上 提携により差あり 1.5%~3.2%前後 基準やや不明
香川銀行 400万円以上 8.65%以上 1.95%~2.8%前後 基準やや不明

ポイントについてです。

香川銀行は、やや特殊です。

レインズからの仲介物件でも購入可能な点が、非常に大きいです。

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自己資金が売買価格の最低8.65%必要にはなりますが、仲介物件をこの程度の自己資金で購入できるのは、非常に魅力です。

年収が400万円台でも、自己資金が約9%ほど出せるのであれば、香川銀行での検討は可能です。

但し、会社規模や個人背景によっては、上記に加えて頭金10%が求められることもあります。

 

それ以外の銀行は、基本的に売主物件で使われる提携ローンになります。

年収が400万円台であれば、

・じぶん銀行

・ソニー銀行

が主な対象になります。

会社の規模が重要になります。

ベンチャーや会社設立から日が浅い子会社や日本法人に対する見方は厳しいものがあります。

また、若いうちの年収400万台であればいいですが、20歳後半以降での年収400万円台は厳しい傾向があります(会社として昇給しない会社という判定)。

ソニー銀行は、年収400万円台に辛くなってきているので、限りなく500万円に近いほうが良いでしょう。

 

年収が500万円を超えると、

・イオン銀行

・オリックス銀行

も対象に加わります。

オリックス銀行は、金利がやや高めですが、融資期間45年が可能です。

年収が800万円を超えると、年収倍率も12倍までとなります。

但し、借入が多くなると、比例して金利も上がります。

既存借入と年収を照らし合わせると、

・どのくらい買えるのか

・今の状態から買い増しができるのか

などがわかるようになります。

1棟物件の融資情報

1棟物件の融資は、ワンルームに比べてはるかに複雑です。

銀行の方針も都度変わるので、一概に「これなら大丈夫!」と断言はできません。

金融機関のスタンスはそれぞれ違いますが、融資に対する姿勢が厳しいことには変わりありません。

金融機関の融資スタンスは個人に依存するので、あくまで一般的な平均レベルだと認識ください。

支店や担当者によっても融資基準は変わります。

 

1棟を買い増しできるザックリとした属性は、

・年収:1,500万円以上

・金融資産:5,000万円以上

が最低ラインであるという認識は必要です。

フルローンは、2棟目以降の買い増しでは非常に通らなくなってきているので、都度自己資金を捻出する必要があります(どんなに高属性でも自己資金の捻出は必要です)。

 

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【用語について】

《年収》

本業の年収です。副業は加味しません。源泉徴収ベースの額面を指します。

《金融資産》

預貯金、株式、投信、FXなど、換金しようと思えば換金できる資産を指します(不動産などは含まれません)。

《頭金》

物件価格に応じて入れる頭金です。諸費用は含みません。諸費用は約7%前後かかるので、頭金+7%が投入に必要な自己資金と計算してください。

《価格帯》

銀行が貸し出しをする物件の価格帯です(目安)。

《金利》

貸出金利の水準です。

《物件種類》

築古なのか、築浅なのか、など、その銀行で持ち込むに相性の良い物件を指します。

《既存借入》

既存借入がある場合、審査が厳しくなるか否かです。

千葉銀行

年収 2.000万円以上
金融資産 4,000万円以上
頭金 フル~10%
価格帯 1億円以上
金利 1%台前半
物件種類 築浅
既存借入 やや厳しい

不動産投資エリートといえる銀行です。

融資ハードルは高いですが、不動産投資では一番使える銀行です。

千葉銀行で融資が組めるか組めないか、で大きくその後が変わります。

最低ラインの水準は高めですが、千葉在住者には非常にやさしい傾向があります。

今回挙げている基準に全く届かなくても、相談に応じてくれたりします。

物件に関しても千葉県内を好むため、千葉在住の人は、千葉県の物件を持ち込むといいでしょう。

金利も1%台が大半です。

購入して3年から5年ほど経過すれば、2棟目の話もできる銀行です。

千葉銀行で融資を受けることができると、不動産投資の可能性は大きく広がります。

不動産投資では、No1の銀行と言って良いでしょう。

多少購入する物件を高値で買ってしまっても、金利が1%台なので、返済速度は速く、それでも失敗しないくらいの銀行と言えます。

1億円以下の小ぶりな物件は嫌うので、1億円以上からが候補になります。

 

【千葉銀行が使える人のステップ】

千葉銀行で購入後、3年から5年ほど経過すれば、次の物件の相談が可能になります。

千葉銀行で買える属性であれば、きらぼし銀行、東京東信用金庫、静岡銀行も使えます。

千葉銀行はフルローンが望めるものの、きらぼし銀行と東京東信用金庫は、頭金が最低10%は必要になります。

静岡銀行に関しては、フルローンが可能であるものの、金利は3.6%です。

千葉銀行⇒きらぼし銀行、東京東信用金庫⇒静岡銀行(築古高利回りが欲しい方)

という順番で進めることはできます。

既存借入が多くなってきたら、相応の自己資金を投じれば、その他の銀行でも買い増しは可能な属性です。

オリックス銀行

年収 700万円以上
金融資産 500万円以上
頭金 フル~10%
価格帯 7,000万円以内前後
金利 2.3%~3.0%前後
物件種類 築浅
既存借入 非常に厳しい

オリックス銀行は、千葉銀行よりも融資ハードルが随分落ちます。

年収が700万円を超えていれば、テーブルに乗ります。

金融資産は、そこまで多くを求められません。

但し、オリックス銀行は買い増しには向いておらず、既存借入があると、1棟目から買えない場合も多くあります。

ワンルームを複数所有している場合も同様で、使えなくなります。

このため、年収のレンジが700万以上1,000万未満であれば、どこかで既存借入を作ってしまう前に、一番に使うべき金融機関と言えます。

ワンルームを所有している場合は、全て売却してから使うといいでしょう。

1棟が買えた場合でも、2棟目以降では融資を受けることができないと思った方が良いです(勿論、残債がかなり減っている場合は別です)。

あくまで1棟目の金融機関として考えるべきです。

年収次第ではフルローンの可能性もあるので、千葉銀行に届かない属性の場合は、オリックスを検討してみると良いでしょう。

金利は2.3%前後が多く、融資期間もしっかりと取れます。

物件が古いと、金利は3%前後になります。

千葉銀行が使える場合は、オリックス銀行は使う機会がないでしょう。

 

【オリックス銀行が使える人のステップ】

自己資金に自信のある方は、あすか信用組合をお勧めします。

年収的に、フルローン水準ではないので、それ以外でも自己資金を入れてセゾンファンデックスや三井住友トラストでの買い増しが現実的です。

日本政策金融公庫を使うのもありです。

年収が1,000万に届いていなくても、大手であれば、静岡銀行が対象になる場合もあり、ヒアリングの価値はあります。

静岡銀行が使えるのであれば、オリックス銀行を先に使うべきです(逆になると、オリックス銀行で融資が組めなくなります)。

東京東信用金庫

年収 1,000万円以上
金融資産 1,000万円以上
頭金 10%~
価格帯 2億円以内前後
金利 1~2%
物件種類 築浅
既存借入 緩い

※2020年5月より、居住地の縛りができてしまいました。千葉県内の一定地域に住所がないと、借入ができなくなりました。結果、あまり使えない銀行になってしまいました※

年収1,000万円、金融資産1,000万円を超えていると、候補に入ります。

頭金は10%ですが、それでも少ないほうで、金利が1%台で引ける優秀な金融機関です。

きらぼし銀行と並ぶ金融機関と言えます。

2020年はきらぼし銀行が厳しくなってきたので、東京東信用金庫の方が使えるでしょう。

年収が1,000万円を超えている場合は、間違いなく良い候補の一つに入ります。

法人での購入も可能であり、既存借入があっても問題ありません。

2棟目以降でも候補になる素晴らしい金融機関です。

頭金が10%必要になる点で、使える資金と相談しながら物件価格を逆算すると良いでしょう。

但し、物件は千葉が中心になるのと、特定の業者が出した物件しか使えない傾向もあります(提携に左右されるケースが多い)。

 

【東京東信用金庫が使える人のステップ】

使える資金次第では、きらぼし銀行へのチャレンジも可能です。

また、静岡銀行でフルローンを狙いに行くこともできます。

静岡銀行

年収 1,000万円以上
金融資産 1,000万円以上
頭金 フル~10%
価格帯 1.5億円以内前後
金利 3.6%前後台
物件種類 築古
既存借入 緩い

年収1,000万円、金融資産1,000万円を超えていると、候補に入ります。

静岡銀行はフルローンも可能ですが、金利が3.6%前後になるため、利回りの高い古めの物件が候補になります。

東京、神奈川、千葉、埼玉のそれなりのエリアであれば融資対象です。

評価の軸に積算があるので、土地の積算評価が、売買価格に対して最低半分は出ていないとテーブルに乗りません(積算が高い物件の相性が良いです)。

築年数が古い物件でも融資期間は取れるので、利回りが高ければ十分に回ります。

既存借入があっても融資の対象になるため、2棟目以降の候補となる銀行です。

属性が届いていれば、買い増しに使える銀行となります。

千葉銀行、オリックス銀行、東京東信用金庫、きらぼし銀行などで物件を購入した後、静岡銀行で物件を購入する、という流れが良いでしょう。

一番最初に使ってしまうのは勿体ないです。

既存借入に緩い銀行は、後で使う方が良いのです。

 

【静岡銀行が使える人のステップ】

あすか信用組合、セゾンファンデックス、三井住友トラストなどで、相応の自己資金を入れて購入を検討することが可能です。

静岡銀行を使う前に使っていた銀行でも返済が進んでいれば、再度相談に行くのはアリです(オリックス銀行のみ不可)。

きらぼし銀行

年収 1.000万円以上
金融資産 2,000万円以上
頭金 10%~20%
価格帯 1億円以上
金利 1%台
物件種類 築浅
既存借入 厳しい

会社員への融資を厳しくしており、フルローンはほぼ不可能になっています。

頭金20%近くを入れて購入する必要があります。

金利は1%台と大変魅力的ですが、評価する物件が1億円以上になるため、1億円の自己資金20%はそれなりの金額であり、多くの会社員は候補から現実的には外れます。

物件価格も、1億円以上からでないと、特に都内の物件融資は難しいという評価をしています。

最低でも2,000万円以上は使える必要があります。

既存借入も見るため、買い増しにもあまり向いていません。

属性が良いと、頭金10%でも通るので、東京東信用金庫より優先して審査の価値はあるかもしれません(検討する物件エリアにもよる)。

千葉銀行では金融資産的に厳しい場合は、検討の価値があります。

 

【きらぼし銀行が使える人のステップ】

東京東信用金庫で、同じような条件で購入できるか検討する価値があります。

静岡銀行も使えるので、フルローンを希望している人は、静岡銀行が候補に入ります。

あすか信用組合

年収 400万円以上
金融資産 2,000万円以上
頭金 10%~20%
価格帯 1億円以内前後
金利 2.8%前後
物件種類 築浅(木造以外)
既存借入 厳しい

年収が700万円に届かない属性が使う銀行です。

木造だと融資期間が20年しか取れないため、鉄骨以上の築浅が候補になります。

価格帯はやや上がるかつ頭金は10%ほどなので、使える自己資金はそれなりが求められます。

年収はあまり高くないけれど、自己資金は持ってます!

と言う人に向いている金融機関になります。

2,000万円ほどは使える現金がないと難しいでしょう。

既存借入には厳しい見方をするので、1棟目か2棟目で使うのが良い金融機関です。

オリックス銀行を使ったあとの人に向いています。

 

【あすか信用組合が使える人のステップ】

セゾンファンデックスか三井住友トラストでの買い増し、または地元の信金に持ち込みながらの買い増しが現実的です。

小ぶりな物件であれば、日本政策金融公庫も視野に入ります。

香川銀行

年収 400万円以上
金融資産 500万円以上
頭金 10%~20%
価格帯 4,000万以内前後
金利 2.8%前後
物件種類 築浅~築古
既存借入 非常に厳しい

年収が700万円に届かない属性が使う銀行です。

年収400万台からでもテーブルに乗り、自己資金500万円あれば1棟が買えるとあり、大変使えます。

さらに、戸建てもOKです。

物件価格は小ロットなので、4,000万以下ほどがターゲットになります。

自己資金も10%で買えるので、非常に活用できる銀行です。

既存借入には厳しいため、1棟目でしか使えない点で注意が必要です。

 

【香川銀行が使える人のステップ】

セゾンファンデックス、三井住友トラスト、日本政策金融公庫での買い増しが現実的です。

三井住友トラスト

年収 400万円以上
金融資産 500万円以上
頭金 フル~30%
価格帯 1億円以内
金利 2.9%~3.9%
物件種類 築古
既存借入 緩い

基本的には頭金20%あれば、購入が検討できる金融機関です。

共同担保次第では、フルローンも可能です。

共同担保がある人は、使える金融機関です。

築古との相性がよく、都内好立地系は評価の観点から相性が悪いです。

5,000万以上の借入になると、金利は2.9%まで下がるので、5,000万以上の借入をする場合は、金利の面でも悪くありません。

戸建て購入を検討している場合は、主流になる金融機関でしょう。

 

【三井住友トラストが使える人のステップ】

セゾンファンデックスか日本政策金融公庫が候補になります。

半年から1年以上経過すれば、同じく三井住友トラストでの買い増しが可能になります。

香川銀行が使える人であれば、先に香川銀行で組むべきです。

セゾンファンデックス

年収
金融資産 500万円以上
頭金 20%~40%
価格帯 1億円以内前後
金利 3.6%
物件種類 築古
既存借入 非常に緩い

三井住友トラストと似ている金融機関です。

他と違う大きな特徴としては、年収による制限をあまり設けていないことです。

言い換えると、個人事業や自営業者かつ、売上があまりなかったり組織規模が小さくても対象になる、ということです。

金利の関係で築古でないと収支は合いませんが、買い増しで使えるので、頭金20%投入できれば、検討してみると良いでしょう。

しかし、融資期間が短くなるため、頭金の投入を大きくしないと、キャッシュフローが厳しくなります(50年 – 築年数)。

最近は頭金の割合が増えており、20%は最低で、40%近く必要になることもある点で、少ない自己資金で購入したい方には不向きです。

 

【セゾンファンデックスが使える人のステップ】

同じくセゾンファンデックスでの買い増しか、共同担保を検討した三井住友トラストでの買い増しが現実的です。

日本政策金融公庫も視野に入ります。

香川銀行が使える人であれば、先に香川銀行で組むべきです。

スルガ銀行

年収 1,000万円
金融資産 曖昧
頭金 5%~10%
価格帯 2億以内程度
金利 2%台
物件種類 築浅~築古
既存借入 普通

スルガ銀行は、2020年になって融資を再開したと聞いています。

条件は比較的緩く、自己資金も優しめです。

但し、従来のような、ほぼ誰でも審査を通す、みたいなことはありません。

かぼちゃの馬車以前のスルガ銀行は本当に無茶苦茶で、低属性で自己資金の乏しい人でも次々と融資を通していました。

金利は4%台が多かったですが・・・

 

さて、復活後のスルガ銀行ですが、年収は1,000万円に届かなくても、相談可能とのことです。

価格帯も大きめが可能で、融資年数も伸ばせるため、築浅から築古まで幅広く検討可能です。

エリアに関しては、前のようにド田舎まで融資することはなく、絞っているようです。

金利は2%台と低く、総合的に非常に使えそうな条件です。

融資実績が多くないので手探りですが、スルガ銀行はかなり使えるのではないでしょうか。

いくつか持ち込んでいる感想で言うと、求められる属性の条件は高そうです(静岡銀行で対象になる属性以上が求められそうです)。

 

【スルガ銀行が使える人のステップ】

静岡銀行で融資を受けられる可能性が高いです。

再度期間を開ければスルガ銀行で融資を受けるも可能です。

日本政策金融公庫

年収
金融資産 曖昧
頭金 5%~10%
価格帯 4,000万以内前後
金利 1%台
物件種類 築古
既存借入 緩い

日本政策金融公庫は、他と比べて審査は甘く、融資は通りやすいです。

属性の縛りもないので、ほとんどの人が候補になります。

その点、別の銀行が使える人であれば、それらを使ったあとに使うべきとなります(公庫でしか組めない人は仕方ないです)。

しかし、融資年数が短いため、現実的には利回りの高い戸建てか小ぶりの築古1棟がターゲットになります。

融資年数は、女性が優遇されており、最大20年が可能です。

その他は基本的に10年です。

10年の融資期間でプラスキャッシュフローの出る戸建ては、意外にも多くあります。

戸建ての候補にもなります。

頭金は、多くの場合、10%になります。

 

【日本政策金融公庫が使える人のステップ】

三井住友トラストかセゾンファンデックスが有力です。

日本政策金融公庫を使うのであれば、前述した通り、その前に使える銀行がないのかはよく確認しておいてください。

最も使いやすい金融機関は最終手段です。

西武信用金庫

年収 ??
金融資産 ??
頭金 ??
価格帯 ??
金利 ??
物件種類 ??
既存借入 ??

復活の兆しがありません。

新規融資はストップしており、従来の魅力であった耐用年数を超えての融資が不可能になっていると聞きます。

魅力はかなり落ちたのかな、という印象です。

滋賀銀行

年収 400万円
金融資産 曖昧
頭金 20%~
価格帯 3,000万円以内
金利 2%台
物件種類 築古
既存借入 非常に厳しい

滋賀銀行を聞くようになったのでヒアリングしたところ、結局使えそうにありませんでした。

香川銀行と似たような融資スタンスで、既存借入があると基本的にNGです(1棟目のみ利用可)。

頭金も香川銀行より多く求められそうなので、滋賀銀行属性であれば、香川銀行を使う方が良いと思います。

1棟物件の理想的な買い増しルート

1棟物件の買い増しにおけるオーソドックスなパターンです。

それぞれの金融機関の特徴は、当記事内の次項目に記載しているので、自分自身との相性を見極めながら、検討してみてください。

順序に関しては、特に自己資金率で変動します。

年収1,000万円以上

金融資産も、どんなに最低でも1,000万円以上を前提としてます。

年収は高いけど自己資金は少ない、という人への評価は厳しめです。

理想的な買い増しは以下の流れです。

1.千葉銀行(年収2,000万以上かつ審査ハードルはかなり高い)

不可の場合はオリックス銀行も視野

2-1.きらぼし銀行

2-2.東京東信用金庫

3.スルガ銀行

4.あすか信用組合

5.静岡銀行

6.日本政策金融公庫

以降年数が経過すれば、再度千葉銀行など使えるようになります。

日本政策金融公庫は小さい物件向きなので、好みでなければ外して構いません(融資期間も、女性でなければ10年が多く、短い特徴もあります)。

但し、既存借入をあまり見ない、金利低い、という点で、候補として最後に持っておくのはアリです。

基本的に高属性であれば、買い増し不可の金融機関を除き、時間が経過したら同じ銀行で買い増しができるので、そのスパイラルで購入を続けることはできます。

年収700万円~1,000万円

年収が700万円以上で1,000万円未満のかたは、以下の流れです。

年収1,000万以上に比べ、候補は減ります。

1.オリックス銀行

2.東京東信用金庫(ややチャレンジです。年収は限りなく1,000万に近い必要があります)

3.スルガ銀行(ややチャレンジです。年収は限りなく1,000万に近い必要があります)

4.静岡銀行(ややチャレンジです。年収が高く、会社が大手である必要があります)

5.あすか信用組合

6-1.日本政策金融公庫

6-2.三井住友トラスト

6-3.セゾンファンデックス

以降は、セゾンファンデックスと三井住友トラストの繰り返しになるでしょう。

自己資金次第では、住んでいるエリアの信金なども候補に入ってくる可能性はあります。

年収700万円未満

厳しい戦いを強いられる年収です。

流れは以下です。

1.香川銀行

2.あすか信用組合

3-1.日本政策金融公庫

3-2.三井住友トラスト

3-3.セゾンファンデックス

以降セゾンファンデックスと三井住友トラストの繰り返しになります。

フルローンは望めないため、自己資金を20%前後入れながら、時間をかけてしっかりと買い増しをしましょう。

まとめ

不動産の買い増しは、時間もかかりますし、自己資金も必要です。

昨今の無茶苦茶な融資で、多くの勘違いが生じていますが、一度冷静になって考えてみるといいでしょう。

良い物件が誰でも簡単に、自己資金もなく買えるはずがありません。

1棟物件を購入するのは、想像以上にハードルが高いのです。

誰でもできるもの

簡単にできるもの

には、罠が仕掛けられています。

投資の世界では当たり前の話です。

自分自身の属性と照らし合わせて、どこで買えるのかを考えてみてください。

不動産投資は自己資金が重要なので、それさえあればなんとかなります。

逆に、自己資金が乏しければ、まずは自己資金を作ることから始めないといけません。

何が欲しいか、ではなく、何が買えるのか、を考え、不動産投資に挑むと良いでしょう。

多くを買うには時間がかかります。

しかし、かけた時間以上のリターンを、じわりじわりと得ることができます。

それが、不動産投資の魅力です。

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