コラム

【融資情報】千葉銀行が複数棟所有を認めなくなる?~地方・海外所有者にも影響あり~

最近は1棟の融資が厳しくなったという話しか聞かないと思いますが、千葉銀行でも変化が出てきそうなので情報を共有します。

千葉銀行を使えるお客さんは、エリートかつある程度の金融資産を持っている人に限られます。

2020年現在では、年収2,000万円、金融資産5,000万円ほどから土台に乗ります。

よって、多くの人が使える銀行ではありません。

今回どのような変化があったのでしょうか。

複数棟所有に対する見方が厳しくなる

千葉銀行では、3棟以降への融資が厳しくなりそうです。

高速で複数棟購入するようなやりかたは、今の時代通用しなくなってきていますが、千葉銀行でも、すでに不動産を所有している人に対する融資が厳しくなりました。

1棟目から千葉銀行であればよいのですが、すでに複数棟所有した状態で千葉銀行にアプローチをかけると、なかなか切り開くのは難しくなってしまいました。

年収や金融資産の前に、所有している物件を厳しくチェックされます。

使っている銀行であったり、耐用年数を超過した融資期間で融資を受けていないかなどを確認されます。

千葉銀行の基準を満たない買い方をしていると、融資を受けることができなくなります。

千葉銀行では、1年から3年程度の期間を空ければ買い増しができるイメージを持っている人も多いと思いますが、今後は複数棟の購入には厳しいチェックが入ると思われます。

海外または遠方所有者への見方が厳しくなる

海外で不動産を持っている人への融資はしません、という話を聞きました。

「将来そっちへ行ってしまうかもしれないからです」

という担当者の回答でしたが、真意は不明です。

海外に限らず、日本国内でも遠方に不動産を持っている人への融資が厳しくなりそうです。

例えば、東京に住んでいるのに物件を沖縄で持っているようなケースです。

どこまでを遠方とするのかは不明でしたが、遠方に不動産を持っている人への追加融資は厳しくなりそうな気配がありました。

まとめ

色々な銀行で条件の変更が出てきていますが、どれも厳しくなるものであり、緩和される気配は全くありません。

少し前の無茶苦茶な時期に、自己資金がなくても1棟が買えますよ、なんて謳っていた業者は、物件が売れなくなってきていると思います。

現在は高属性かつ資産背景が良好な人のみが購入できる状況であるため、これらの顧客層を中心に売買ができる、プロの不動産業者以外は生き残れなくなる時代がくるでしょう(自己資金の乏しい素人投資家をターゲットにしていたような業者は廃業に追い込まれると思います)。

ワンルームの融資は変わらず緩いので、そのような業者は、ワンルームに流れていくものと思われます。

すると、ワンルームでは参加者が一層増えることにより業者の仕入れ値が上がり、結果として価格が上昇する可能性すらあるでしょう。

1棟は、実力者以外は購入が難しくなってきています。

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