高学歴エリートの方が、不動産投資ではカモにされて失敗する可能性が高いのです。
不動産投資の成功と学歴に、因果関係はありません。
受験勉強ができるのと、金融リテラシーが高いのは全く別物です。
なぜ高学歴エリートほど不動産投資でカモにされるのでしょうか。
その理由は、育ちと入社後の環境にあります。
大手中堅企業にいる人は「まとも」
ある程度の大学を卒業し、ある程度の会社に入ると、良くも悪くも、そこにいる人も、ある程度「まとも」な人になります。
ここでいう「まとも」とは、人をだまして金銭を詐取したり、モノを盗んだりするようなことをする人がいない、ということです。
そんな当たり前のことか!
と思うかもしれませんが、それなりの会社に勤めていると当たり前のことが、1歩外に出てみると、当たり前ではなくなります。
「まとも」なことをやっている人が少なく、簡単に人を信用しているようでは食い物にされる世界が待っています。
取引をしようとしている相手が、いきなり飛んで音信不通になる
いい人そうだったので信用していたら騙された
など、エリートの世界を出ると、こんなことは日常茶飯事です。
そのくらいの覚悟が必要です。
「まとも」な環境で生活している人は、人を疑う心を忘れています。
また、エリートは育ちが良い可能性も高く、食うために必死になって犯罪行為に手を染めなくては生きていけないような人たちと接する機会もないでしょう。
すると、なんとなく近寄ってくる「いい人」を簡単に信用してしまいます。
不動産投資では、「いい人」に見える営業マンほど危険です。
「いい人」の裏に隠れた素顔を見抜けなければ、あなたは高額な不動産を売りつけられます。
一度信用した人を疑うことはせず、同じ人から複数購入して被害を拡大させたりしています。

「いい人」だったので
とよく聞きます。
「いい人」という次元ではなく、言っていることが本当にそうなのか、根拠を追求すべく自分自身で熱心に調べる精神がないと、何をやっても失敗するでしょう。
不動産業界は、あなたは普段所属しているような、「まとも」な人がいる業界ではありません。
いかに無知な人から
いかに高値で
ぼったくるか
しか考えていないと言っても過言ではないでしょう。

高学歴ほど勘違いしている不動産の考え方

金利を支払うのは勿体無いと思いますか?
それとも率先して金利を支払うための借入を増やした方が良いと思いますか?
不動産の世界における答えは、後者です。
・金利を支払うのは勿体無い
・できるだけ頭金を多く入れる
・できるだけ返済期間を短くする
・可能であればすぐに繰り上げ返済する
というような考え方は、原則誤りです。
勿論、玄人の戦略的かつ意図があってのケースは、正解である場合もありますが、まだ不動産投資の経験が浅い場合は、上記発想は誤っている可能性が高いと理解して下さい。
不動産の世界では、多くの人が正しいと思えることが不正解であることが多く、安定的に利益を出せる人が少ない原因となっています。
不動産投資の世界では本当のような嘘が沢山仕掛けられているため、頭が良い人の方が不動産業者に騙されたりしています。
頭が良かったりする人ほど、借入に対する適切な考え方が身についていないケースが多くあります。
冒頭に挙げた、受験勉強と金融リテラシーが異なるというものです。

不動産投資を好きになれば勝てるチャンスがある

不思議なことに、学生時代勉強が苦手だった人も不動産を大好きになって真剣に勉強して宅建を取ったりする人がいます。
宅建は、ある程度勉強しないと取れません。
不動産を好きになった人で、学生時代勉強ができるほうではなかったにも関わらず、取れています。
これは興味深く、やはり人は好きな事に真剣に向き合うことができれば、多くの人が結果を残せるのではないかと考えさせられます。
不動産を好きになって、その正しい考え方を柔軟な頭で受け入れる事ができれば、安定収入が確保可能になります。
柔軟な頭と表現しているには理由があります。
前述した通り、正しいと勘違いしやすい事に、不正解が多い世界です。
柔軟な頭がないと、正しく見える不正解を、不正解と認識できません。
改めてになりますが、不動産で大事なのは、考え方です。
この考え方が正しくならなければ成功はありません。
ここに学歴は存在しないのです。
金儲け!
将来が不安だから!
不良所得が欲しい!
というような発想で不動産投資を始める人よりは、不動産が好きで好きで仕方がない人の方が、不動産投資では成功すると思います。
まとめ

学歴とは関係なく成功できる世界があります。
それが不動産の世界です。
学歴は学生時代の勉強であり、社会人以降の努力次第では、簡単にひっくり返せます。
不動産はその典型だと思います。
私がお世話になってきた不動産業者の担当は、高卒です。
ほぼ一人で会社を運営しています。
努力を積み重ね、結果として30代前半で独立し、30代後半時点では年収3,000万前後を稼いでいます。
彼は、「自分の自由なことをやって、誰にもプレッシャーをかけられることもなく、のんびりなのでこのくらいの年収でも十分です」と言っています。
確かに、独立して順調な人であれば、年収3,000万は決して高くはないと思います。
しかし、この数値は、サラリーマンの視点からはなかなか想像がつかない金額です。
所得でも、時間でも、好きなことをやるという観点でも、全て高学歴サラリーマンより高卒の彼の方が上です。
不動産は、このような逆転が普通に可能な世界なのです。
是非そんな不動産を好きになってみてください。
