この記事を書いた人
船橋寛之(ふなばしひろゆき)
1984年生まれ。
ドイツ育ちの不動産投資家。
不動産投資歴16年。
立教大学 経済学部卒。
リーマンショックの時に新卒で区分マンションを購入し、東京23区を中心に最大6棟55部屋を所有。
大和証券、大和総研に11年間勤務後、不動産コンサルタントとして独立。
現在は年間20億円以上の「非公開物件」仲介を行う。強みは「物件情報力」で、経験を活かしてセミナー講師や執筆活動にも携わる。
私生活では子供3人を育てる「ほぼ主夫」。
水面下で取引される 「非公開物件情報」はこちら (メルアド登録のみ) |
仮想通貨は、近年最も注目を集める投資対象の一つとなっています。
2021年以降の相場上昇により、多くの投資家が高いリターンを得てきた一方で、その変動の大きさから大きな損失を被るケースも少なくありません。
特に投資初心者にとって、仮想通貨市場の急激な価格変動や複雑な仕組みは、大きな不安要素となっているのが現状です。
「仮想通貨はやめておいた方がいい」という声を聞くこともあるでしょう。
しかし、そのような意見の背景には、仮想通貨特有のデメリットや、対策可能なリスク要因が隠れています。
本記事では、仮想通貨投資における8つの重要なデメリットと、その具体的な対策方法を解説します。
これから仮想通貨投資を検討している方はもちろん、すでに投資を始めている方にとっても、リスク管理の観点から参考になる情報をお届けします。
仮想通貨で人生変わった人は結構いるよね
Contents
仮想通貨のデメリットと基本的な特徴

仮想通貨は、2009年のビットコイン誕生以降、新しい投資対象として注目を集めています。
その価格変動の大きさから、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、重大なリスクも存在します。
特に初心者投資家にとって、この市場特性を理解することは極めて重要です。
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最新の仮想通貨市場の動向
2024年の仮想通貨市場は、大きな転換期を迎えています。
ビットコインは2024年11月に約1,457万円という過去最高値を記録し、市場の注目を集めています。
この急激な価格上昇の背景には、機関投資家の参入や法規制の整備が進んでいることがあります。
しかし、わずか1ヶ月の間に200万円以上の価格変動が発生するなど、その変動性の高さは依然として際立っています。
このような急激な価格変動は、投資家にとって大きな機会とリスクの両方を意味します。
投資家が直面する3つのリスク要因
仮想通貨投資において、投資家は主に以下の3つの重要なリスク要因に直面しています。
仮想通貨投資における最も重要なリスク要因の一つは、価格変動リスクです。
24時間365日取引が可能な市場特性により、昼夜を問わず大幅な価格変動が発生する可能性があります。
特に短期間での急激な価格変動は、投資家の予測を困難にし、大きな損失をもたらす可能性があります。
次に懸念されるのが、セキュリティリスクです。
取引所へのハッキング被害や個人情報の漏洩は、仮想通貨市場において依然として重大な脅威となっています。
デジタル資産の管理における脆弱性は、投資家の資産を直接的に脅かす要因となり得ます。
三つ目の重要なリスク要因は、法規制リスクです。
各国で異なる規制環境や、将来的な規制強化の可能性は、投資家に大きな不確実性をもたらします。
特に税制面での取り扱いは国によって大きく異なり、投資判断に影響を与える重要な要素となっています。
これらのリスク要因は相互に関連しており、投資判断を行う際には総合的な評価が必要です。
また、仮想通貨市場の歴史が比較的浅いことも、リスク評価を難しくする要因となっています。
特に初心者投資家は、これらのリスクを十分に理解した上で、慎重な投資判断を行うことが重要です。
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初心者が注意すべき仮想通貨の重大なデメリット8選
仮想通貨投資を検討する際には、その魅力的な側面だけでなく、重大なデメリットについても十分な理解が必要です。
以下では、特に初心者投資家が注意すべき8つの重要なデメリットについて詳しく解説します。
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市場価格の急激な変動リスク
仮想通貨市場の最も顕著な特徴は、その急激な価格変動です。
例えば、ビットコインの価格は2024年の取引において、約80万円から1,400万円超までの範囲で変動しています。
このような激しい価格変動は、短期間で大きな損失をもたらす可能性があり、特に投資経験の少ない初心者にとって大きなリスクとなります。
以下の表は、直近のビットコイン価格変動の推移を示しています。

このような変動率の高さは、長期的な資産形成を目指す投資家にとって大きな課題となっています。
市場の急激な変動に対応するためには、リスク管理と投資計画の慎重な策定が不可欠です。
高額な税金負担(最大55%)の実態
仮想通貨取引による利益は、株式投資とは異なり、「雑所得」として課税されます。
所得税と一律10%の住民税を合計すると、税率は最大55%になります。
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これは以下のような重要な影響をもたらします。
・総合課税の対象となり、給与所得と合算して課税
・所得が増えるほど税率が上昇し、最大55%の税率が適用
・年間20万円を超える利益が出た場合、確定申告が必要
このような高額な税負担は、投資利益を大きく減少させる要因となります。
取引所のセキュリティリスク
仮想通貨取引所は、以下のようなセキュリティ上の課題を抱えています。
・ハッキング被害の可能性
→過去に複数の取引所で大規模な被害が発生
・個人情報漏洩のリスク
→サイバー攻撃による情報流出の危険性
・資産の分別管理の重要性
→取引所の破綻時に資産が保護されない可能性
レバレッジ取引による損失拡大の危険性
レバレッジ取引は、少額の証拠金で大きな取引を行うことができる一方で、以下のような重大なリスクが存在します。
日本国内では最大2倍までのレバレッジが可能ですが、これにより下記のようなリスクが考えられます。
・損失が証拠金の額を超える可能性
・市場の急激な変動による強制決済のリスク
・投資経験の浅い投資家にとって特に危険な取引手法
複雑な専門用語による理解困難
仮想通貨市場には、初心者にとって理解が困難な専門用語が多く存在します。
主な課題として下記があげられます。
・ブロックチェーン技術の複雑さ
・DeFi、NFT、ステーキングなどの新しい概念
・取引システムの理解に必要な専門知識
これらの専門的な要素は、適切な投資判断を困難にする要因となっています。
増加する詐欺被害の実態
仮想通貨市場では、以下のような詐欺被害が報告されています。
・「必ず儲かる」という誘い文句による投資詐欺
・無登録業者による違法な勧誘
・SNSを利用した新手の詐欺手法の出現
金融庁も警鐘を鳴らしており、詐欺被害は深刻な問題となっています。

不安定な法規制環境
仮想通貨を取り巻く法規制環境は、以下のような課題を抱えています。
・国際的な規制の不統一
・各国の規制方針の突然の変更可能性
・法的保護の範囲が不明確
このような不安定な規制環境は、投資家にとって予期せぬリスクとなる可能性があります。
限られた実用性と流動性
仮想通貨の実用面での課題として下記があげられます。
決済手段としての制限:
・利用可能な店舗やサービスが限定的
・決済時の価格変動リスク
・決済に伴う課税問題
流動性の問題:
・取引量が少ない通貨での売買の困難さ
・急激な市場変動時の売買執行の困難さ
・大口取引における価格インパクト
これらの制限は、仮想通貨の実用的な価値を制限する要因となっています。
仮想通貨投資のリスクを抑える3つの対策

仮想通貨投資のリスクは完全に排除することはできませんが、適切な対策を講じることで大きく軽減することが可能です。
ここでは、特に効果的な3つの対策について詳しく解説します。
投資資金を複数の通貨に分散させる
分散投資は、仮想通貨投資におけるリスク管理の基本となる重要な戦略です。
特に重要なのが投資対象の分散で、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど、複数の主要通貨に資金を振り分けることが推奨されます。
各通貨にはそれぞれ固有の特性とリスクがあるため、これらを十分に考慮しながら適切な配分を決定することが重要です。
また、投資タイミングの分散も効果的なリスク管理手法となります。
一括で投資を行うのではなく、定期的な積立投資を活用することで、価格変動リスクを平準化することができます。
市場の上下動に関わらず一定額を定期的に投資することで、平均的な購入単価を抑えることが可能となります。
このような分散投資戦略を実践することで、特定の通貨の価格下落による影響を最小限に抑え、より安定的な投資を実現することができます。
金融庁に認可された取引所のみを利用する
セキュリティリスクを最小限に抑えるためには、取引所の選択が極めて重要です。
金融庁に認可された取引所を利用することで得られる利点:
・顧客資産の分別管理が義務付けられている
・定期的な監査と報告義務がある
・セキュリティ対策が充実している
・法令遵守体制が整備されている
これらの要件を満たす取引所を選ぶことで、資産の安全性を高めることができます。
損失を許容できる範囲の金額のみ投資する
投資金額の管理は、リスク対策の中で最も基本的かつ重要な要素です。
以下の原則に従って投資を行うことが推奨されます。
・生活資金とは完全に分離した余剰資金での投資
・全体の資産配分における適切な比率の設定
・損失が発生しても生活に支障が出ない金額での運用
特に初心者は、以下の点に注意が必要です。
・投資開始時は少額からスタート
・段階的な投資額の増額
・定期的な投資状況の見直し
これらの対策を組み合わせることで、仮想通貨投資のリスクを適切にコントロールすることが可能となります。
仮想通貨の取引手法で失敗しないためにはどうすべきか
仮想通貨取引での成功には、適切な取引手法の選択と基礎知識の習得が不可欠です。
ここでは、特に初心者が陥りやすい失敗を避けるための具体的な方法を解説します。
取引開始前に知っておくべき基礎知識の確認
仮想通貨取引を始める前に、以下の基礎知識を確実に理解することが重要です。
仮想通貨取引を始める前に、まず取引の種類と特徴について十分な理解が必要です。
最も基本的な取引方法は現物取引で、これは実際の仮想通貨を直接売買する方法です。
より上級者向けにはレバレッジ取引があり、証拠金を元に取引を行うことができますが、リスクも大きくなります。
初心者に特に推奨されるのが積立投資で、定期的に一定額を投資することで、市場の変動リスクを抑えることができます。
価格変動の要因を理解することも重要です。
仮想通貨の価格は、市場のニュースや各国の規制動向によって大きく変動することがあります。
また、需要と供給のバランスが価格形成の基本となり、ブロックチェーン技術の発展状況なども価格に影響を与えます。
これらの要因を総合的に理解することで、より適切な投資判断が可能となります。
これらの知識は、適切な投資判断を行う上での基盤となります。
初心者が避けるべき危険な取引手法
初心者は特に以下の危険な取引手法を避けるべきです。
レバレッジをかけた信用取引などは株でも有名だよね
危険度の高い取引手法:
・レバレッジを使用した取引
・短期的な売買を繰り返すデイトレード
・市場の急落時に反発を狙う手法
避けるべき投資行動:
・感情的な判断による取引
・十分な理解のない通貨への投資
・借入金を使用した投資
失敗リスクの少ない取引方法の選び方
初心者に適した安全な取引方法として、まず長期保有戦略の採用を強く推奨します。
長期保有を基本とすることで、市場の短期的な変動に振り回されることなく、より冷静な投資判断を行うことが可能になります。
日々の価格変動に一喜一憂することなく、長期的な視点で投資を続けることができます。
次に重要なのが、段階的な投資の実行です。
短期売買は難しい・・・
少額の投資から始めて、徐々に経験を積みながら投資額を調整していくアプローチが効果的です。
この方法により、投資経験を積みながらリスクを分散させることができ、大きな失敗を避けることができます。
さらに、定期的な見直しと調整も重要な要素です。
ポートフォリオの定期的な確認を行い、市場環境や自身の投資目標に応じて投資方針を適切に見直していくことが必要です。
市場状況や自己の投資環境の変化に柔軟に対応することで、より安定した投資を実現することができます。
これらの方法を組み合わせて実践することで、仮想通貨投資における失敗リスクを最小限に抑えることが可能となります。
安全に仮想通貨投資を始めるにはどうすればよいか
仮想通貨投資を始める際には、慎重な準備と計画的なアプローチが不可欠です。
ここでは、安全に投資を開始するための具体的な手順と注意点を解説します。
投資を始める前の資金計画の立て方
投資を始める前に、以下のような具体的な資金計画を立てることが重要です。
資金計画の基本ステップは下記の通りです。
投資可能資金の確定:
・生活費や緊急費用を除いた余剰資金の算出
・長期的な資金繰りを考慮した計画
リスク許容度の確認:
・損失を許容できる金額の設定
・投資期間の明確化
これらの計画は、安全な投資の基盤となります。
初心者でも安全な投資先の選び方
初心者が安全に投資を始めるためには、以下のような選択基準が重要です。
安全な仮想通貨投資を始めるためには、まず信頼できる取引所を選ぶことが極めて重要です。
取引所は必ず金融庁の認可を受けていることを確認し、セキュリティ対策が充実していることを確認しましょう。
また、初心者にとっては充実したカスタマーサポートの存在も重要な選択基準となります。
取引手数料の明確さや透明性も、取引所選択の重要なポイントです。
投資対象となる仮想通貨の選択も慎重に行う必要があります。
初心者は、ビットコインやイーサリアムなど、時価総額の大きい主要な仮想通貨から始めることが推奨されます。
これらの通貨は取引量が十分にあり、市場の流動性が高いため、売買がしやすいという特徴があります。
また、主要な仮想通貨は関連情報も豊富で、投資判断に必要な情報を得やすいという利点もあります。
リスクの少ない取引タイミングの見極め方
市場参入のタイミングは、投資の成否を左右する重要な要素です。
以下のポイントを考慮して取引タイミングを判断します。
市場動向の分析:
・急激な価格変動時は参入を避ける
・長期的なトレンドを確認する
・市場のニュースや規制動向をチェックする
分散投資のタイミング:
・一度に全額を投資せず、分割して投資
・定期的な積立投資の活用
・市場の状況に応じた柔軟な調整
損失を最小限に抑える運用方法
投資開始後の運用においても、以下のような防衛策が重要です。
安全運用のための具体策:
損失管理の徹底:
・損切りラインの事前設定
・投資額の上限管理
・定期的なポートフォリオの見直し
リスク分散の実践:
・複数の通貨への分散投資
・投資期間の分散
・取引所の分散
これらの方法を組み合わせることで、より安全な仮想通貨投資が可能となります。
まとめ:仮想通貨のデメリットを理解して賢く投資しよう

仮想通貨投資には、市場価格の急激な変動や高額な税金負担、セキュリティリスク、法規制の不確実性など、様々なデメリットが存在することを確認してきました。
これらのデメリットは、投資判断を慎重にする理由となりますが、同時に適切な対策を講じることで管理可能なリスクでもあります。
投資を検討する際には、まず自身の投資目的とリスク許容度を明確にし、長期的な視点で投資戦略を立てることが重要です。
特に初心者の方は、少額からの投資開始と段階的な資金投入を心がけ、金融庁に認可された取引所の利用や複数の通貨への分散投資を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
仮想通貨投資は、適切な理解と準備があれば、投資ポートフォリオの有効な一部となる可能性を秘めています。
デメリットを十分に理解し、適切な対策を講じることで、より安全で効果的な投資を実現することができるでしょう。
