この記事を書いた人
船橋寛之(ふなばしひろゆき)
1984年生まれ。
ドイツ育ちの不動産投資家。
不動産投資歴16年。
立教大学 経済学部卒。
リーマンショックの時に新卒で区分マンションを購入し、東京23区を中心に最大6棟55部屋を所有。
大和証券、大和総研に11年間勤務後、不動産コンサルタントとして独立。
現在は年間20億円以上の「非公開物件」仲介を行う。強みは「物件情報力」で、経験を活かしてセミナー講師や執筆活動にも携わる。
私生活では子供3人を育てる「ほぼ主夫」。
水面下で取引される 「非公開物件情報」はこちら (メルアド登録のみ) |
不動産投資を始めたいと考えている方にとって、最初の壁となるのが「どのように物件を探すか」ということです。
物件探しは成功する投資の第一歩であり、慎重に行う必要があります。
本記事では、初心者でもわかりやすい不動産投資物件の探し方と、選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
これからの投資活動に役立つ情報を得て、自信を持って不動産投資に踏み出しましょう。
Contents
不動産投資物件の探し方5選
不動産投資を始める際には、どのようにして物件を探すかが非常に重要です。
物件選びは投資の成功を左右する要因の一つであり、適切な情報を得ることが求められます。
ここでは、初心者の方でも取り組みやすい不動産投資物件の探し方を5つご紹介します。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自分に合った探し方を見つける参考にしてください。
1.収益物件専門のポータルサイトで探す
収益物件専門のポータルサイトは、不動産投資を考えている初心者にとって非常に便利なツールです。
これらのサイトは、複数の不動産会社が提供する収益物件の情報を一元化しており、効率的に比較検討が可能です。
しかし同時にデメリットも存在します。
収益物件専門のポータルサイトを利用する際のメリットとデメリットを知って賢く利用してください。
収益物件専門のポータルサイトで探すメリット
収益物件専門のポータルサイトを利用することで、効率的に投資物件を探せます。
これらのサイトは、物件タイプやエリア、築年数、利回りなど、具体的な条件で検索できる機能を備えているため、自分の投資目的に合った物件を短時間で見つけることが可能です。
また、サイト上には多くの物件情報が集約されているため、比較検討がしやすく、相場感を養うのにも役立ちます。
さらに、新着物件情報が随時更新されるため、最新の市場動向を把握しやすいという利点もあります。
このように、収益物件専門のポータルサイトを活用することで、初心者でも手軽に不動産投資の第一歩を踏み出せるでしょう。
パッと見ると、なんとなくの相場はわかりそうだよね
収益物件専門のポータルサイトで探すデメリット
収益物件専門のポータルサイトで物件を探す際には、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。
まず、優良な物件は市場に出るとすぐに売れてしまうことが多く、ポータルサイトで見られる物件は、すでに他の投資家に目を付けられている可能性があるでしょう。
さらに、掲載されている物件数が多いため、自分の投資目的や条件に合った物件を選び出すには時間と手間がかかるでしょう。
また、写真や情報はありますが、どの物件がおすすめかのアドバイスは得られないため初心者には物件を判断するのが難しいかもしれません。
このことから、ポータルサイトだけで判断するのはリスクが高いといえます。
サイトを利用する際は、しっかりとした現地調査や追加の情報収集が重要です。
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2.不動産仲介会社で探す
仲介会社は、特定のエリアに精通していることが多く、地域特有の市場動向や物件の特徴について豊富な情報を持っています。
これにより、インターネットだけでは見つけにくい物件や、その地域ならではの投資ポイントを把握することが可能です。
しかしデメリットもあります。担当者がノルマを焦っている場合などは、担当者側が売りたい物件を紹介されるかもしれません。
不動産仲介会社で探す際のメリットとデメリットを詳しく説明します。
業者と仲良くしておくことのメリットは多いよ!
不動産仲介会社で探すメリット
不動産仲介会社を利用することで、投資初心者でも簡単に物件探しを進められます。
まず、仲介会社は膨大な物件情報を持っており、希望するエリアや予算に応じた物件を提案してくれます。
また、仲介会社の担当者は地域の専門知識を持っているため、物件の立地条件や将来性についても詳しいアドバイスを受けられるでしょう。
さらに、交渉や契約手続きなど、複雑なプロセスをサポートしてくれるため、安心して物件購入を進められます。
このように、不動産仲介会社は物件探しから購入までの一連の流れをスムーズにするための強力なパートナーとなります。
不動産仲介会社で探すデメリット
不動産仲介会社で投資物件を探す際のデメリットは、仲介会社によっては特定の物件を優先的に紹介することもあり、必ずしも投資家にとって最適な物件を紹介されるとは限らないことです。
また、担当者の経験や知識が不足している場合、的確なアドバイスが受けられず、物件選びに失敗するリスクも考慮しなければなりません。
さらに購入後の運用管理については、相談できないところが多いでしょう。
3.不動産投資専門の不動産会社で探す
不動産投資専門の不動産会社は、投資家のニーズに特化した情報やサービスを提供しているため、効率的に物件を探す選択肢として有力です。
これらの会社は、一般的な不動産会社とは異なり、投資目的に最適化されたアプローチをとります。
特に、初めての不動産投資でも専門的なアドバイスを受けられる点で心強い存在です。
ただし、担当者の質のばらつきもあるため、優秀な担当者かどうかを見極めましょう。
不動産投資専門の不動産会社で探すメリット
不動産投資専門の不動産会社を利用することで、投資初心者でも安心して物件探しが行えます。
これらの会社は投資に精通しており、収益性の高い物件の提案や市場動向のアドバイスを提供してくれます。
また、物件管理まで任せられる点も大きなメリットです。
物件購入後の管理業務は初心者には負担が大きいこともありますが、専門の業者がサポートすることで、効率よく資産運用が可能になります。
さらに、購入後の節税や確定申告の相談にも乗ってくれるため、この点でも安心できます。
不動産投資専門の会社だと、不動産投資物件を購入してからのサポート体制が整っているため、初心者にはおすすめです。
不動産管理にも色々あるので、予め情報収集はしておこう!
不動産投資専門の不動産会社で探すデメリット
不動産投資専門の不動産会社で物件を探す際のデメリットは、担当者の質にばらつきがあったり、不動産投資のよい面ばかりしか話さない会社があったりすることです。
もし不動産のやり取りの中で担当者の対応に疑問を感じたら、担当者を変えてもらえるか相談してみてください。
もしくは、他の不動産投資会社を探すことも視野に入れましょう。
不動産投資のリスクを話したがらない会社であれば、リスクも含めて丁寧に説明してもらえるところを探しましょう。
また、不動産会社が持つ情報が偏っていることがあり、他の選択肢を見逃す可能性もあるかもしれません。
投資物件を選ぶ際は幅広く情報を集め、他の方法も併用することが重要です。
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4.地域の不動産情報誌や広告で探す
地域の不動産情報誌や広告は、地元ならではの物件情報に直接アクセスできる方法です。
これらの媒体は、地元の市場に密着しており、他の手段では気づきにくいエリアの特徴や魅力を把握する助けになります。
地元密着型の不動産会社とのつながりを築くきっかけにもなり、地域に特化したサポートを受けられる可能性が高まります。
ただし情報誌や広告の情報は、時に更新が遅れるなどのデメリットもあるため、注意してください。
地域の不動産情報誌や広告で探すメリット
地域の不動産情報誌や広告を活用することで、インターネットでは見つからない物件情報にアクセスできます。
特に地方や都市部から離れたエリアでは、こうした媒体が主要な情報提供源となることが多く、地元の不動産会社や家主が特有の情報を公開している場合があります。
また、これらの情報源は地域密着型の内容が掲載され、物件そのものだけでなく、地域全体の雰囲気やコミュニティについてのヒントが得られるかもしれません。
さらに、情報誌や広告は客観的なデータを載せている傾向があり、オンラインの情報と比較することで、よりバランスの取れた視点で物件選びを進められるでしょう。
地域の不動産情報誌や広告で探すデメリット
地域の不動産情報誌や広告を利用して物件を探す際には、いくつかのデメリットがあります。
まず、これらの媒体に掲載されている情報が必ずしも最新であるとは限りません。
印刷物の特性上、情報更新のタイミングが遅れることが多く、すでに売れてしまった物件が掲載され続けるケースもあります。
また、収益物件に関する情報が少ないことも挙げられます。
地域の情報誌や広告は主に一般的な住宅や賃貸物件が中心であり、投資向けの物件情報を見つけるのが難しいかもしれません。
そのため、最新かつ詳細な情報を得るためには、他の方法と併用して情報収集を行うことが重要です。
5.競売物件から探す
競売物件は、家主がローンを返済できなくなったために強制的に売却される物件です。
競売は入札形式で行われるため、希望する価格で落札できるチャンスがあります。
しかし、競売物件は内覧が制限されることが多く、物件の状態を十分に確認できない場合があります。
事前の準備や調査が不可欠であり、投資の成功には知識と計画が重要です。
競売物件から探すメリット
競売物件を選ぶ最大のメリットは、相場よりも安い価格で物件を購入できる可能性が高いことです。
競売物件は、一般的な市場価格よりも低く設定されることが多く、初期投資を抑えたい不動産投資初心者にとって魅力的です。
また、競売物件は通常、法律に基づいた手続きによって取引が進行するため、取引の透明性が高いという利点があります。
さらに、競売物件は地域ごとに多様な種類の物件が出品されるため、自分の投資目的に合った物件を見つけやすいという点も見逃せません。
これらのメリットを活かし、賢く物件選びを進めることが重要です。
競売物件から探すデメリット
競売物件から探す際のデメリットとして、まず情報の収集が難しい点が挙げられます。
競売物件は市場に出回る情報が限られており、初心者にはその価値を正確に評価するのが難しいかもしれません。
また、内覧ができない場合も多く、物件の状態を把握しにくいです。
そのため、購入後に思わぬ修繕費用が発生するリスクがあります。
これらの要因から、競売物件は不動産投資初心者にはあまり適していないといえるでしょう。
競売はハードル高そうだね・・・
不動産投資における物件探し5つのポイント
不動産投資を成功させるためには、物件探しが非常に重要です。
初心者の方でも安心して投資を始められるよう、ここでは物件探しの際に押さえておくべきポイントを5つ紹介します。
- 不動産投資の基礎知識を身に付ける
- 投資目的を明確化する
- 購入前に現地調査をする
- 物件購入に向けた準備をしておく
- 利回りに振り回されないようにする
これらのポイントを意識することで、リスクを抑えつつ、自分に合った物件を見つけやすくなるでしょう。
1.まずは不動産投資の基礎知識を身に付ける
不動産投資を始める前に、まずは基礎知識を身に付けておくことが重要です。
これは、投資のリスクを最小限に抑え、より良い判断をするための土台となります。
不動産投資には、物件の選び方、資金計画、法律や税制の理解など、多岐にわたる知識が必要です。
特に、経験者の情報や専門家のアドバイスを取り入れることで、実践的な視点を得られます。
基礎知識をしっかりと身に付けることで、投資の目的や方針を明確にし、成功への第一歩を踏み出す準備を整えましょう。
2.投資目的を明確化する
不動産投資を始める際に重要なのは、投資の目的を明確にすることです。
老後資金の確保、早期リタイアのための収入源、節税対策など、目的によって探すべき物件のタイプや地域が異なります。
例えば、老後資金が目的ならば耐用年数が長い新築の物件が向いています。
一方で相続対策のためならば、相続税評価額を圧縮しやすい都心の不動産やタワマンがおすすめです。
目的をはっきりさせることで、物件選びの基準が明確になり、効率的に探せます。
また、目的によっては長期的な視点が必要となるため、将来の市場動向も考慮に入れることが重要です。
目的が明確であれば、物件選びに迷うことなく、理想に近い投資を実現できるでしょう。
3.購入前に現地調査をする
購入前に現地調査を行うことは、不動産投資において非常に重要です。
物件があるエリアに実際に足を運ぶことで、周辺環境や交通の便、治安などを自分の目で確認できます。
現地に行くことで、インターネットや資料だけではわからない地域の雰囲気や生活のしやすさを感じ取れるでしょう。
また、物件の内部も実際に見ておくことが重要です。
内覧を通じて、建物の状態や設備の劣化状況をチェックし、修繕が必要な箇所を事前に把握しておきましょう。
これらの情報を基に、購入後のリスクを最小限に抑え、より良い投資判断を下すことが可能になります。
現地調査は時間と労力がかかりますが、成功する不動産投資には欠かせないステップです。
4.物件購入に向けた準備をしておく
不動産投資において、理想の物件を見逃さないためには、事前準備が欠かせません。
優良な物件は市場に出てから短期間で買い手が決まることが多いため、購入資金や手続きの準備を整えておくことで、タイミングを逃さずに対応できます。
購入に向けての準備として、まずは資金計画を明確にしましょう。
自己資金の確保はもちろん、金融機関からどれだけの融資が受けられるのかを事前に確認しておくことが重要です。
また、融資の相談や与信の打診を早めに行うことで、資金面での不安を軽減できます。
さらに、購入する物件の条件に優先順位をつけ、自分なりの判断基準を持つことも大切です。
市場調査を通じて、優良物件の特徴や注意点について知識を深めておけば、焦ることなく適切な選択が可能になります。
準備を徹底しておけば、条件に合った物件が見つかった際に迅速な決断を下せるでしょう。
5.利回りに振り回されないようにする
利回りは不動産投資の重要な指標の一つですが、単に数字だけに注目するのは危険です。
高い利回りを示す物件でも、空室率が高かったり、管理費や修繕費が多くかかったりする場合、実際の収益は予想より低くなることがあります。
そのため、物件を選ぶ際には、利回りだけでなく安定収益を確保できるかどうかも確認しましょう。
具体的には、物件の立地、築年数、物件の間取りや構造、そして将来的な価値の変動などを総合的に評価することが大切です。
利回りに振り回されず、長期的な視点で物件を選ぶことが、安定した不動産投資の成功につながります。
不動産投資初心者におすすめの物件とは
不動産投資を始める際、初心者にとって物件選びは非常に重要です。
初めての投資で成功を収めるためには、リスクを抑えつつ安定した収益が期待できる物件を選ぶことが大切です。
ここでは、不動産投資をこれから始める方におすすめの物件について詳しく解説します。
具体的には、中古の区分マンションや人気エリアのアパート、メンテナンスが行き届いた物件、そして売却しやすい物件などです。
これらの物件は、初心者でも管理しやすく、将来的な資産価値も期待できるため、安心して投資を始められます。
中古の区分マンション
不動産投資初心者におすすめの物件として、中古の区分マンションがあります。
初期費用を抑えやすい点が魅力で、特に単身者向けのマンションは常に一定の需要が見込めます。
1棟買いに比べ、リスクが低く、管理や運営の手間も軽減されるため、初心者でも取り組みやすいです。
また、立地条件や物件の状態をしっかりと確認することで、資産価値の下落を防げるでしょう。
購入前には現地調査を行い、周辺環境や管理状況を把握することが重要です。
こうした点を押さえることで、安定した収益を得ることが期待できます。
人気エリアのアパート
人気エリアのアパートは、不動産投資初心者にとって魅力的な選択肢です。
マンションに比べて購入費用が抑えられるため、初めての投資でも比較的リスクを軽減しやすいです。
また、人気エリアに位置することで、入居者の需要も高く、安定した収益が期待できます。
特に、都心部や交通の便が良い地域では、学生や単身者、若いカップルといった幅広いターゲット層にアプローチが可能です。
物件を選ぶ際には周辺の競合物件数や賃料相場、地域の将来性も考慮することが重要です。
これらをしっかりと調査し、長期的な視点で投資計画を立てることで、より安定したリターンを得られるでしょう。
メンテナンスが行き届いた物件
メンテナンスが行き届いた物件は、不動産投資初心者にとって非常に魅力的です。
これらの物件は突発的な修繕やメンテナンス費用が発生するリスクを抑えられるため、予想外の出費を防げます。
特に初心者の場合、投資の初期段階での予算管理が重要であり、突然の出費が少ないことは大きなメリットです。
また、定期的にプロの手によって管理されている物件は、建物や設備の状態が良好であることが多く、長期的な運用においても安定した収益を見込めます。
物件を選ぶ際には、過去のメンテナンス履歴や管理体制を確認し、安心して投資を始められる物件を選ぶとよいでしょう。
売却しやすい物件
不動産投資を始める際には、売却しやすい物件を選ぶことが重要です。
売却しやすい物件は、将来的に経営の選択肢が増え、出口戦略が立てやすくなります。
具体的には、立地条件が良く、需要の高いエリアに位置する物件が望ましいです。
例えば、駅近や商業施設が充実している地域の物件は人気が高く、売却時にも有利に働きます。
また、物件の状態が良いこともポイントです。定期的なメンテナンスが行われている物件は、買い手にとっても魅力的に映ります。
投資初心者の方は、こうした条件を満たす物件を選ぶことで、リスクを抑えつつ安定した投資を実現できるでしょう。
まとめ
不動産投資を始めるには、まず物件探しの方法を理解し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
収益性やリスクをしっかりと見極めるために、基礎知識を身に付け、目的を明確化し、現地調査を欠かさず行うことが成功への鍵です。
また、初心者には中古の区分マンションや人気エリアのアパートなど、リスクが低く管理がしやすい物件が向いています。
これらのポイントを押さえ、慎重に判断して投資を進めましょう。