証券会社や銀行でランキング上位に出てくる投資信託は、絶対に買ってはいけません。
100%の確率で、購入者にメリットのない商品になっています。
買ってもいいことが何もないのです。
まずこのことを意識していただくだけで、ダメな投資信託を排除できます。
それでは、どのような基準で投資信託を選べばいいのでしょうか。
投資信託を見極める基準は、たったの2つしかありません。
投資信託を判断する2つの基準
①購入手数料
0円を選んでください。
ノーロードとも呼ばれます。
購入手数料は無駄でしかありません。
②信託報酬
年1%以下を選んでください。
運用している資金に対してかかる手数料と理解してください。当たり前ですが、低いほうが良いです。
信託報酬は、利益が出ていなくても、出ていても資産に対してかかる費用です。
証券会社や銀行にとっては、お客さんが勝っても負けても利益が出るので、できるだけ信託報酬の高い投資信託を買わせようとしてきます。
※これら項目が見当たらない場合は、目論見書を確認してください。
店舗のある金融機関から投資信託は買ってはいけない
窓口がある証券会社や銀行(地銀含む)では、上記条件を満たす投信は積極的に取り扱われていません(一部日経平均連動型または国債系除く)。
なぜか?
窓口のある証券会社や銀行は、人件費を含む経費がかかります。
すると、証券会社や銀行が儲かる商品しか販売できません。
証券会社や銀行が儲かる = 投資家にとって割高
となります。
”コストが安い = 投資家が嬉しい = 窓口のある証券会社や銀行の利益が少ない” が成立するため、これら金融機関に「投資家が嬉しい」商品は置けないのです。
すると、このような金融機関で積極的に販売している商品は、「証券会社や銀行が儲かる = 投資家にとって割高」になります。
ランキングが上位になっている投資信託をよく確認してみてください。
上記で挙げた条件を満たす商品はほとんどないはずです。
ランキング上位の投資信託は、金融機関が単に積極的に投資家に販売しているに過ぎません。商品そのものが優れている、とは意味が異なるのです。
それでは、投資家が嬉しい商品はどこにあるのでしょうか?
それは、ネット証券、ネット銀行です。
店舗を持たず、人もあまり必要ではないネット企業は、コストの低い優秀な投資信託を取り扱うことが可能です。
【ダメ投信の例】
2016年2月20日において、某証券会社でランキング第2位の投資信託における購入手数料と信託報酬です。
窓口のある金融機関では、このような高コスト商品が一般的です。
是非避けてください。
おすすめの投資信託一覧
私が積み立てをしている投信をご紹介します。
ご参考にしてみてください。
コストが低く、先進国・発展途上国に分散投資されている商品です。
前述した通り、窓口のある金融機関での品揃えは悪いです。
【株式】
SMTグローバル株式インデックスオープン
eMAXIS新興国株式インデックス
SMTダウジョーンズインデックスオープン
eMAXIS全世界株式インデックス
【債券】
STMグローバル債券インデックスオープン
STM新興国債券インデックスオープン
【REIT】
SMTグローバルREITインデックスオープン
お勧めの金融機関
以下の金融機関をお勧めします。上記挙げた優秀な投資信託を取り扱っています。
まとめ
大手が安心、という時代はとっくに終わっています。
大手はなぜ大手なのか、考えてみてください。
投資家から利益を得ているからです。
今の時代はインターネットが普及しており、従来の店舗型ビジネスは完全に終わっています。
衰退以外あり得ません。
インターネットで情報を取れる時代であるため、窓口のコンサルタントは不要です。
また、銀行の窓口には本当の意味でレベルの高いコンサルタントなど存在しません。
自社に有利な、投資家にとってはメリットのない商品ばかり勧めてくる担当者しかいません。
今後は窓口の担当者に変わり、AIなどが業務をこなす日も来るでしょう。
アメリカなどでは、窓口はアルバイトがやっています。
店舗型金融機関は、ますます衰退の一途をたどります。