この記事を書いた人
船橋寛之(ふなばしひろゆき)
1984年生まれ。
ドイツ育ちの不動産投資家。
不動産投資歴16年。
立教大学 経済学部卒。
リーマンショックの時に新卒で区分マンションを購入し、東京23区を中心に最大6棟55部屋を所有。
大和証券、大和総研に11年間勤務後、不動産コンサルタントとして独立。
現在は年間20億円以上の「非公開物件」仲介を行う。強みは「物件情報力」で、経験を活かしてセミナー講師や執筆活動にも携わる。
私生活では子供3人を育てる「ほぼ主夫」。
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北里コーポレーションが、2025年6月25日に東京証券取引所プライム市場への新規上場を予定しています。
本記事では、同社の事業内容、業績、IPOの概要、そして今後の展望について詳細に分析します。
Contents
IPOの概要と市場評価
北里コーポレーションのIPOは、6月10日から6月13日までの期間でブックビルディングが行われます。
主幹事証券はSMBC日興証券と野村證券が務めます。
想定売出価格は1220円でしたが、仮条件は1300~1340円に引き上げられました。
公開規模はオーバーアロットメントを含めて196.4億円となる見込みです。
類似企業との比較
類似企業4社の平均PER(株価収益率)は14.5倍です。
仮条件の上限である1340円で計算した場合、北里コーポレーションのPERも類似企業と同程度の水準となります。
市場からは妥当な評価を受けていると言えるでしょう。
公開規模と需給への影響
プライム市場への直接上場であり、公開規模も約200億円と比較的コンパクトであるため、需給面での大きな不安はないと考えられます。
しかし、6月はIPOラッシュとなる可能性もあり、投資家の買い意欲が分散する可能性があります。
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事業内容:不妊治療分野のリーディングカンパニー
北里コーポレーションは、不妊治療に関する医療機器等の製造販売を手掛けています。
人工授精から再生医療まで、不妊治療の全ての工程に関わる製品を提供している点が特徴です。
世界約110ヵ国・地域に販売網を持ち、グローバルに事業を展開しています。
主要製品とサービス
同社の主要製品には、体外受精に使用される培養液、卵子や精子の凍結保存液、顕微授精に使用されるマイクロマニピュレーターなどがあります。
また、再生医療分野では、細胞培養に使用される培地や試薬などを提供しています。
グローバル展開
北里コーポレーションは、世界各国に販売拠点を持ち、現地のニーズに合わせた製品開発や販売戦略を展開しています。
特に、アジア地域や欧米地域での販売実績が好調です。
業績動向:増収減益の背景
2026年3月期の業績予想では、売上高は106.0億円(前期比2.9%増)と増収を見込んでいます。
しかし、経常利益は52.6億円(同8.7%減)と増収減益となる見込みです。
増収の要因
売上高が増加する主な要因としては、不妊治療市場の拡大や、新製品の投入による販売増などが挙げられます。
特に、海外市場での販売が好調に推移しており、売上高の増加に貢献しています。
減益の要因
経常利益が減少する主な要因としては、上場準備費用や人件費の増加が挙げられます。
上場に伴い、監査費用やコンサルティング費用などの費用が発生しており、利益を圧迫しています。
また、グローバル展開を強化するため、海外拠点の拡充や人員増強を行っており、人件費も増加しています。
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成長戦略と今後の展望
北里コーポレーションは、今後も不妊治療分野のリーディングカンパニーとして、更なる成長を目指しています。
そのため、積極的な研究開発投資やM&Aなどを通じて、事業領域の拡大を図る方針です。
研究開発投資
同社は、不妊治療技術の高度化や、再生医療分野への進出に向けて、研究開発投資を積極的に行っています。
特に、AI(人工知能)を活用した卵子や精子の選別技術の開発や、遺伝子編集技術を用いた不妊治療法の開発などに注力しています。
M&A戦略
北里コーポレーションは、M&Aを通じて、事業領域の拡大や技術力の強化を図る方針です。
特に、海外の不妊治療関連企業や、再生医療関連企業などを買収することで、グローバル展開を加速させることを目指しています。
リスク要因
北里コーポレーションの事業には、いくつかのリスク要因が存在します。
主なリスク要因としては、競合企業の台頭、法規制の変更、為替変動などが挙げられます。
競合企業の台頭
不妊治療市場は競争が激化しており、国内外の競合企業が多数存在します。
競合企業の台頭により、同社の市場シェアが低下する可能性があります。
法規制の変更
不妊治療に関する法規制は、国や地域によって異なります。
法規制の変更により、同社の事業活動が制限される可能性があります。
為替変動
同社は、海外売上高の比率が高いため、為替変動の影響を受けやすいです。
為替変動により、同社の収益が変動する可能性があります。
見解
北里コーポレーションのIPOは、不妊治療という社会的に重要な分野に特化した事業を展開しており、今後の成長が期待できる案件と言えるでしょう。
業界の成長性と企業のポジショニング
不妊治療市場は、晩婚化や高齢出産などの影響により、世界的に拡大傾向にあります。
北里コーポレーションは、この市場において、人工授精から再生医療まで、幅広い製品とサービスを提供しており、競争優位性を確立しています。
財務状況と成長戦略の評価
同社の財務状況は安定しており、自己資本比率も高い水準を維持しています。
また、積極的な研究開発投資やM&A戦略を通じて、更なる成長を目指しており、将来性も期待できます。
IPOのタイミングと市場環境
IPOのタイミングとしては、市場環境がやや不安定な時期ではありますが、プライムでは公開規模が小さく、需給面での不安は少ないと考えられます。
ただし、6月のIPOラッシュが投資家の買い意欲にどう影響するかは注視する必要があります。
投資/BBスタンスとセカンダリー
【BBスタンス】参加(積極)
【セカンダリー】参加(積極)
公募割れの可能性は低く、BBには積極参加します。少しは配分欲しい・・・
セカンダリーに関しては1,750円あたりを上値めどとし、安く推移しそうであれば参加したいと思います。
テーマ性があるので中長期的に見ても安値は拾う価値がありそうです。
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