コラム

通勤時間の20分延長は給与削減と同等、研究(Yahooニュース)

通勤時間は無駄でしかありません。

満員電車は最悪です。

この無駄な時間は、お金をかけて削減すべきです。

それが結局自分に返ってきます。

満員電車に乗る人にお金持ちになる人はいない

毎日通勤時間が30分減るだけで、1日60分、1か月で20時間変わってきます。あなたの20時間はいくらになりますか?

(月給12カ月分+ボーナス)/労働時間が時給です。

労働時間とは、通勤や出張の移動時間も含みます。自分が自分の意志ではなく、会社のために活動している時間全ては労働です。

大手社員であれば、時給が2,500円前後であることも珍しくありません。

時給2,500円であれば、通勤時間20時間は1ヵ月5万円を無駄にしています。

また、通勤時間は体力を消耗するため、お金以上の無駄があると言えます。

であれば、5万円多く家賃を出し、快適な場所に住んだ方が生産性は上がるのではないでしょうか。

この考え方ができないと、お金持ちにはなれません。

Yahoo(ヤフー)ニュース

2017年10月28日掲載。

通勤時間の20分延長は給与削減と同等、研究

英ロンドンのキングス・クロス駅の通勤客(2017年1月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Daniel LEAL-OLIVAS

【記者:Olivia Rudgard】

1日の通勤時間が20分長くなることは、仕事に対する満足度でみると、給与が19%削減されることに等しいとする研究論文がこのほど発表された。

英ブリストル(Bristol)にある西イングランド大学(University of the West of England)の研究によると、通勤時間が長くなるにつれて仕事や自由時間の満足度が減少し、緊張感が増幅されてメンタルヘルスにも悪影響が出るのだという。

研究を率いた同大のキロン・チャタジー(Kiron Chatterjee)准教授は、「長時間の通勤時間には、主観的幸福感に対するマイナス作用があり、それはとりわけ自由時間の損失によって生じることが、今回の発見によって示された」と語る。

研究によると、税引き前の給与が毎月平均1800ポンド(約27万円)、年収にして2万1600ポンド(約324万円)の人にとって、片道10分の通勤時間延長は、月収が340ポンド(約5万1000円)減少することに等しいという。

英イングランド(England)での1日の平均通勤時間は、48分から1時間に上昇しており、また7人に1人は、往復の通勤時間に2時間以上を費やしている。

バスでの長時間通勤については、仕事に対する満足度が最も下がることと関係している。一方で、徒歩通勤は満足度を高め、自転車通勤も、従業員らの健康意識を向上させるとされた。

通勤時間が長くなるほど仕事への満足度により大きな影響が出ると答えたのは、男性よりも女性の方が多かった。

このことについて論文は「家庭や家族に対する責任がより大きいことと関連していると考えられる。徒歩や自転車での通勤は女性にとって、こうしたことに対応するための肯定的な選択肢だ」と述べている。

長時間通勤は、仕事や自由時間への満足度に影響を及ぼすが、生活全般では、満足度が下がることはなかった。チャタジー氏はその理由について、「(労働者は)長時間通勤を雇用や住居、家族などの状況改善に関連する正当な理由として受け入れており、これらの要素が生活全般の満足度の上昇に寄与しているため」とした。

また「長時間通勤を支払うべき対価として受け入れることは、それが不可避で、社会規範とみなされた場合に限る」としている。

若年労働者や低所得層の人々では、長時間通勤による影響がそれほど大きくなかった。この傾向については「これらのグループが、長時間通勤を避けることができないものとして受け入れている」ためではないかと述べた。

「労働者らの仕事に対する満足度は、通勤時間の削減や在宅勤務、徒歩や自転車通勤などの機会が得られた場合に向上する。これは、雇用主に対する重要なメッセージだ。こうした通勤機会は、従業員の幸福感や職場への定着率、ひいては事業コストの削減にも寄与するだろう」とチャタジー氏は指摘している。【翻訳編集】AFPBB News