最近では、女性の育児と仕事の両立についてスポットが当たっています。
良い流れです。
しかし、女性の育児と仕事の両立は、男性の働き方が変わらないと達成できません。
男性の働き方を変えていくことが先です。
男性よりも女性の方が本質的には能力が高く、女性の社会進出は生産性を向上させます。
今後、女性はどんどん社会進出を果たし、責任あるポストに就いていくべきです。
そのためには、男性の協力と理解が不可欠です。
また、男性が積極的に家事育児をこなす過程ほど、第二子に発展する可能性が高いそうです。
日本経済新聞の記事をご紹介します。「夫が育児する時間長いほど「第2子」多く 厚労省調査」
子育ては本当に大変です。
私は、週50時間ほど家事育児に関わるようにしており、その大変さを出来るだけ肌で感じようとしています。
月曜から金曜は仕事終わりの17:00-22:00まで家事育児を行い、土日はそれぞれ12時間ほど家事育児をします。
その結果、家事育児の大変さを痛感することができています。
子育てしている女性は本当にすごいな、と毎日感じます。
女性一人が働きながら家事育児を行っているような状態では、キャパオーバーです。
第二子を考える余裕もないでしょう。
女性:家事・育児 男性:仕事 という時代遅れな発想
日本には未だに男性が仕事をするもの、女性が家事と育児をするもの、という考え方があります。
結局のところ、未だに女性が時短などで家事と育児をカバーしています。
保育園の送り迎えすら全て女性だったりします。
その上に仕事です。
明らかに大変です。
男性なんかよりよほど大変です。
仕事の方が楽、そんな言葉もよく育児をしている女性から聞きますが、納得です。
育児の大変さに勝るものはないでしょう。
男性陣はこのことを理解していますか?
女性は、仕事を終えるべき時間が決まっているため、生産性が上がります。
しかし、多忙期にも子供のお迎えやその後の家事などで帰宅しなくてはなりません。
この現状に後ろめたさを感じている女性もいるのではないでしょうか。
明らかにおかしな状態です。
本気で家事育児に関わってきた男性陣が増えてこないと、この現状は変わらないと思います。
男女平等にはほど遠いと言えます。
それでも最近はイクメンという言葉が出てきているように、育児に積極的に関わる男性が増えています。
男性の働き方改革が必要
男性にも時短や残業免除などが活用できるよう、制度を整えるべきです。
制度はあるだけでも無意味です。
使って初めて意味があります。
企業は使える環境を積極的に整えるべきでしょう。
一流企業に勤めるような女性の場合、男性が時間を犠牲にして少しでも昇進を試みるより、男女で協力し合って適度な仕事をしている方が、トータル収入は高くなります。
男性の働き方と女性の働き方を平等にすべきです。
こうしないと男女平等にはほど遠く、結局女性が一方的な負担増になることでしょう。
保育園の送り迎えのいずれかは毎日やりましょう。
週に3回は家で掃除、洗濯、子供のご飯、子供と遊ぶ、子供を寝かしつける、くらい全てやりましょう。
意識がないと何も変わりません。
男性も積極的に育児に関われるような制度ができないと、女性の社会進出は現実的なものとはなりません。
制度が出来たら、使うのは男性自身です。
どんどん使ってください。
誰かが使わないと何も変わりません。
周りからどう思われるかなど関係ありません。
評価されなくなることが怖いのであれば、評価されなくても収入に影響が出ないよう、会社に依存せず自分自身で稼ぐ能力を身に着けることを真剣に考えてみてください。
確実に前進していますが、やはりまだまだ男女平等は遠いな、と感じます。
