不動産業界のヤバさは、年々増しています。
無知をターゲットに悪質な手法で高額な不動産を売りつけています。
5年、10年ほどで、支払いが苦しくなり、自己破産する会社員が激増するでしょう。
不動産業者の最終的な目的は、本来1,000万円の価値しかない物件を、無知なサラリーマンの買主に1,800万円で売りつけ、差額800万円の利益を得ることです。
買わせるためであればなんでもします。
最近横行しているデート商法とコミュニティ化について、警告しておきます。
どのような手口でデート商法は成立するのでしょうか?
—書籍より抜粋—
絶対に知られたくない! 不動産屋の儲けの出し方 [ 斎藤智明 ]
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結婚適齢期の女性を狙うデート商法の実態
デート商法とは、「恋愛感情」を利用して高額商品を売りつける悪質な行為です。
最近のデート商法は出会い系サイト、婚活サイト、SNSを経由しての始まりとなることが多いようです。
最初はSNSや電話をし、まめな連絡で信用させて警戒心を解いて、会う段階になったらデート気分を味合わせます。
場合によっては婚約や結婚をほのめかせる典型的な詐欺の手口です。
巧みな言葉で警戒心を解かせ、恋愛気分にさせて信用を勝ち取ったら勧誘は勧誘と思われずに進みます。
「今買っておくと値上がりするよ。2人の将来のための資産も運用していこう」などと言われたら警戒するどころか、将来まで見据えた話にますます信用してしまうでしょう。
デート商法は、道端でも行われています。
特に、JR山手線新橋駅では顕著です。
アンケートと称して声をかけてくる女性の人を見たことはないでしょうか。
実は、このアンケートは、デート商法への入り口なのです。
現在は女性も男性も不動産が買えるので、両方がターゲットになります。
十分に気を付けてください。
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土地を買ってそこにマンションを建てる「新築ワンルーム業者」は、「保険、年金、預金」の3つを合言葉に、将来の備えとして新築物件を購入するよう迫ってきます。
その際に並べられたてる表面利回りや将来のリターンといった数字は、いかにも説得力がありますが、実はリスクが巧みに隠された「仮面の数字」に過ぎません。
より悪質な業者では、最初に若くて美しい女性を使って営業をかけ、契約の話になると強面の男性社員が出てきます。
荒々しい言葉や態度で精神的に圧迫し、最終的には謝罪をさせるほど追い込んで物件を買わせるような、圧迫営業を行うところすらあります。
不動産業者の価格上乗せは年々エスカレート
本来1,000万円の物件を1,300万で売ってみたら売れた。
300万円の利益!
それでは、1,500万円で売ってみよう。
あ、売れた!
それでは1,800万で売ってみよう。
あ、売れた。
という具合で、価格の乗せ幅が年々加熱しています。
不動産を買うために必要な自己資金が激減しており、この結果、本来不動産を買ってはいけない属性までもが不動産投資に参入してきました。
最高のカモが集まる舞台を、不動産業者が見逃すはずもありません。
買主の無知につけ込み、
欲しい!
という人に対して、手段を選びません。
無知をターゲットにした集客も多様化しています。
特に、デート商法とコミュニティー化には注意してください。
デート商法
名前の通りです。
結論から言うと、恋愛感情があるかのごとく異性を惹きつけ、
男性が女性を騙すこともあれば、
人間、気を許すことほど危険なことはありません。
警戒心が解かれ、高額な物件をつかまされて終わります。
デート商法にはいくつかのパターンがあります。
大きくは以下2つです。
・道端でアンケートと称して声をかける
・婚活サイトなどから結婚をにおわせて不動産を買わせる
まずはアンケート系です。
アンケートについては、綺麗な女性が道を歩くサラリーマンに声を掛けます。
スーモで住みやすい街ランキングの調査をしておりまして・・・
アンケート調査を実施しておりまして・・・
少しお時間いただけないでしょうか?
から全ては始まります。
ネタななんでもいいのですが、そこで個人情報をもらうことが一番の目的です。
その後は、お茶にいきませんか?などと声をかけてきます。
後日でも同じです。
綺麗な女性にお茶を誘われたら、行ってしまう男の人が大半なのではないでしょうか。
そこから最終的に不動産を購入させるまでに至ります。
すごいです。
次に、婚活サイト系です。
不動産の営業マンは、婚活サイトなどに登録をし、
婚活サイトであれば、複数登録したり、
ここでターゲットを探します。
気を惹いて、お金を巻き上げるということです。
婚活パーティーの場合、結婚を目的としている人が多いため、
不動産の営業マンに好感を持つと危険です。
恋愛とビジネスは分けるべきです。
そもそも、本当に好きな人に、
不動産投資に限らず、不特定多数が関与できるような場で知り合った人が、何らかの投資話を持仕掛けてきたら、まず疑うべきでしょう。
コミュニティー化
コミュニティーを作り、不動産投資に興味のある人を巻き込んで、長い時間をかけて洗脳していく手法です。
不動産投資コミュニティーで、
また、集客の入り口がユーチューブ(動画サイトなど)などになっていることも多く、大変注意が必要です。
入会金を取れば、こんなに高いお金を払ったのだから、まともに決まっている、
成功しているかのように装っている大家がこの手のコミュニティーを好んで作る傾向があります。
しかし、そのようなコミュニティーで販売している物件は、
偽物大家が業者にお客さんを紹介してキックバックをもらって稼いでいると思っていいでしょう。
不動産業者の利益がたっぷりと乗せられている物件や、地方の余りものを買わされ、
私は地方都市の1棟ほど危ない物件はないと思っています。
次に、神奈川、千葉、埼玉だけど駅が田舎。
日本政策金融公庫や三井住友トラストと諸費用ローン(アプラス・アルヒなど)などの組み合わせで、
諸費用ローンを使って自己資金0です!
というような形です。
高金利諸費用ローンの組み合わせには注意せよ!
コミュニティーで横のつながりを作り、○○
コミュニティーでは、無知を囲って、誤った知識を入れ込みます。
自分たちが最終的に販売したい物件を良く見せるための講義をします。
講義に時間をかけ、洗脳し、最終的には自分たちのところまたは提携している不動産業者の物件を買わせるのです。
また、買い方に順番がある、などと謳い、他で物件を買ってしまわないか、監視している人もいます。
何か他で提案されたら必ず報告するように!
とでも言われているのでしょう。
他社で提案された物件が、比較的良心的な物件であっても、必ずケチをつけて購入を断念させます。
自分たちのコミュニティーが提携している業者で買ってもらわないと、利益にならないからです。
なかなか悪質ですが、完全に組織化されており、所属している人は洗脳されています。
しかし、よく考えてみてください。
不動産を買うのは誰ですか?
融資を受けて、返済義務を負うのは誰ですか?
他でもない、あなた自身です。
人に何かを言われ、それで自分自身の選択が揺らぐようなレベルであれば、そもそも不動産投資などしないほうが良いでしょう。
コミュニティーに所属している場合は、注意してください。
不動産投資は、需要のあるエリアはを選択することは大前提ですが、あとは価格と立地のバランスです。
物件の相場を周辺と比較する癖をつけましょう。
不動産は、種変相場と比べて、高いのか、安いのか、が重要です。
まとめ
初対面でいきなり2,000万の物件買いませんか?
といっても、買うはずありません。
衝動買いをするには、金額が大きすぎます。
そこで、デート商法やコミュニティーなどを使い、
長い時間をかけてでも、不動産を販売した時の利益が大変大きなものであるため、ペイします。
一度信頼させれば、
特にコミュニティーなどは、組織化されていて大変厄介です。
それぞれに役割が存在しており、無知を信頼させて囲い込むための準備はできています。
良い不動産の情報は、変なコミュニティーや組織の中にあるものではありません。
良い情報にたどり着くのは、非常に難しいのです。
自分自身で軸を持ち、日ごろから勉強を怠らず、情報を取る努力をして、初めてまともな不動産業者に出会うチャンスが出てきます。
自分自身で知識を付けておけば、怪しい人または業者を排除できるためです。
何が良い情報なのか、自分自身で判断できるようになることが、不動産投資で成功する第一歩です。