多くの方が、自分の欲しい物件を探します。
欲しい物件とは、
立地、利回り、収支、築年数、構造
など色々な要素が詰まった自分自身の好みです。
「買うなら駅近の築浅1棟がいいな」
「やっぱり都内でしょ!」
といった具合です。
しかし、残念なことに、欲しい不動産が買えるほど不動産投資は甘くありません。
その理由は2点あります。
内容を動画でもまとめています!
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欲しい物件が買えない理由
まずは、無知からくる明らかな高望みです。
業者の間ではファンタジー物件と呼ばれますが、簡単にいうと、立地も良くて利回りも高い、というものです。
やっぱ理想を求めちゃうよね・・・
完全な理想で、現実的には存在しません。
・利回りを求めるのであれば立地や諸条件(駅徒歩、接道、構造、築年数など)で妥協する必要があります
・立地を求めるのであれば利回りで妥協する必要があります
しかし、多くの初心者は、投資の大原則が理解できておらず、立地も利回りも両方良いものを求めがちです。
これでは不動産投資はスタートできません。
日本国内で利息10%の定期預金を一生懸命探しているのと一緒です。
次に、おかれている立場が理解できていないという点です。
不動産投資では、大半の方が融資を使います。
現金で購入できる人以外は融資を使うので、銀行のことを知っておく必要があります。
ワンルームの融資は非常に緩く、複雑さもありませんが、1棟は異なります。
融資ハードルは格段に上がります。
相応の金融資産も必要になってくるのです。
・欲しい物件
ではなく、
・買える物件
を探す力
が必要なのです。
預金数百万程度の人が、1億の1棟など買えるはずはありません。
まずは自分に何が買えるのか?
を把握することが不動産投資開始への第一歩になるわけです。
さらに、買える物件の中でも、数棟視野に入れて動くのか、1棟で終わらせるのか、などでも変わります。
各金融機関にはそれぞれ特性があり、自己資金を温存して買える物件を選択していくか、立地重視で自己資金を投入してでも買い進めていくのか、などは、その人の背景によっても大きく変わるのです。
預金10億の人と、預金3,000万の人では、選択肢が違って当然です。
これら2点が理解できていないと、先に進むことは難しいでしょう。
なるほどね。現実的に存在する物件でかつ買えるものでないと探す意味がないんだね。
良い物件は買主によって違う
不動産投資は融資が絡む時点で、人によって買える物件が全く違います。
・ワンルームしか買えない人
・築古で5,000万未満の1棟しか買えない人
・築浅で1億前後までの1棟しか買えない人
・2億円までであれば買えそうな人
・3億以上の物件でも手が届く人
など、人によって状況は様々です。
買える中から、自分の状況に照らし合わせて物件を選択していくのです。
「自分の状況」とは、年齢であったり、年収であったり、金融資産であったり、不動産投資の目的であったり様々です。
例えば、相続目的で不動産を購入する人であれば、物件を探す視点が資産を増やしたいと思う層とは異なります。
相続目的として購入するには素晴らしい物件でも、資産を増やしたい層から見たら素晴らしい物件にはならないのです。
年収が非常に高く(3,000万以上など)、節税目的で1棟を購入したいと考える人と、年収が低い人では選択する不動産も異なります。
人によって良い物件は変わるのです。
買える物件(融資が属性的に付く)の中から、自分の状況と照らし合わせて物件を選択することで、自分にとってのベストと思われる物件が出てくるのです。
これが不動産投資の面白いところだね
まとめ
まずは現実的な目線を持ちましょう。
現実的な目線とは、
・自分に買える物件は何か把握する
・妥協点を明確にして現実的な物件を求める(利回りなのか、立地なのか)
です。
この2点が揃っていないと、不動産投資は前に進みません。
ワンルームしか買えない人が1棟を求めても時間の無駄です。
5,000万までしか買えそうにない人が2億の物件を求めても時間の無駄です。
不動産投資は時間で勝つ投資です。
現実的なラインでどんどん始めていくことで、道は開けてくるでしょう。
人生は決断力!買える物件を探して積極的にチャレンジしてみよう!