自営業、個人事業主、経営者は不動産投資でローンを組むことができるのでしょうか?
よく聞かれるので記事にしてみます。
経営者といっても、今の時代会社を作るのは簡単です。
ペーパーカンパニーの社長でも一応経営者になります。
当記事における経営者とは、個人事業を法人化した程度の「なんちゃって経営者」(1人社長に複数名の業務委託者などそのレベル)であり、従業員が100人いる会社の社長などではありません。
規模がある程度になれば、それは立派に経営者と名乗れるかもしれず、銀行での審査基準も変わります。
自営業、個人事業、個人事業を法人化した程度のなんちゃって経営者における融資についての話とします。
保険やFPなど、給与と呼べない職種も同様です。
ほぼ個人事業の扱いです。
融資が組めないか?と言われれば、組めます、が答えになります。
但し、これから挙げるような内容をクリアしていることが重要です。
ちなみに私は一人で会社をしているので、当記事でいう「なんちゃって経営者」に該当します。
今はなんちゃって経営者がすごく多いかもね
現金があれば買えるのか?
現金があれば買えるでしょ!
と思ったら大間違いです。
勿論ローンを組まずに現金購入するということであれば誰でも問答無用で購入できます。
しかしながら、現金があるから銀行は融資してくれるでしょ!と思うのは間違いであり、そこまで融資は簡単ではないのが現状です。
例えば、仕事としては不安定で何をやっているのか明確に説明できないような人が、現金2億円持っていたとします。
2億円持っているから1億程度の物件を頭金20%で8,000万円の融資を受けることができるかといわれれば、NOです。
え??
2億円持ってるのにそれ以下の8,000万円も貸してもらえないの?と思うかもしれませんが、その通りです。
頭金50%くらい出してくれれば残りの5,000万円は貸すよ、というくらいであれば可能性はあるでしょう。
想像以上にレバレッジが効かない、という事態に直面する可能性が高いということです。
頭金50%になるとレバレッジは2倍になりますので、不動産投資の魅力は薄れてしまうでしょう。
思ったより借りられないな~
勿論現金がないというのは話にならない点で、現金があるに越したことはありません。
しかしながら、ある程度レバレッジを効かせて融資を受けたい場合は、これから挙げるようなポイントを満たしておく必要があります。
そして、想像しているよりもはるかに融資を受けるのは難しいと思っておいた方がいいでしょう。
そのくらい自営業、個人事業、なんちゃって経営者は信頼度が低く、銀行から見れば得体の知れないものなのです。
