初心者編

【不動産投資】利回りはどうやって決まるの?~高利回りに隠されたリスク~

この記事を書いた人

船橋寛之(ふなばしひろゆき)
1984年生まれ。
ドイツ育ちの不動産投資家。
不動産投資歴16年。
立教大学 経済学部卒。

リーマンショックの時に新卒で区分マンションを購入し、東京23区を中心に最大6棟55部屋を所有。

大和証券、大和総研に11年間勤務後、不動産コンサルタントとして独立。

現在は年間20億円以上の「非公開物件」仲介を行う。強みは「物件情報力」で、経験を活かしてセミナー講師や執筆活動にも携わる。

私生活では子供3人を育てる「ほぼ主夫」。

水面下で取引される
「非公開物件情報」はこちら
(メルアド登録のみ)

 

皆様が不動産を探す基準は何でしょうか?

多くの方は、

・利回り

・キャッシュフロー

の2点だと思います。

不動産投資をする人であればだいたいこの観点からスタートしますので、間違いではありません。

しかしながら、必ずしも正解ではありません。

内容を5分動画にしました!

↓ ↓ ↓ ↓

高利回りの方が勝てるのか?

利回りが高い物件の方が、利益は出るのでしょうか?

いきなりですが、答えはNOです。

 

キャッシュフローが出ている物件の方が、利益は出るのでしょうか?

答えはNOです。

 

不動産投資は、

買って → 貸して → 売る

という全ての過程を経て利益が確定します。

売り切るまでが重要です。

ここで意識するのは、売り切る、ということです。

入り口で利回りの高い物件は、当然ながらその理由があるので、売るときも高めの利回りにしないと売れないのです。

売るときにどの程度価格が落ちるのか、は勝敗を分ける非常に重要なポイントであることを理解しておきましょう。

物件A、Bのを2つ検討した時、Aは都内で利回りがBより1%低いとします。

Bを買ったものの、売るときにAより1%高い利回りでしか売れなければ、結局一緒です。

それどころか、実際は残念なことに、Bは2%高い利回りでしか売れず、Aは0.5%しか利回りを上げずとも売れてしまう、ということがよくあります。

簡単にいうと、立地が良ければそれだけ価格が下がりにくいのです。

利回りが入り口で高い物件ほど逆に失敗してしまうことがよくあるのです。

 

利回りが高ければ、キャッシュフローは多くなる可能性があります。

それでは、利回りとはどのように決まってくるのでしょうか?

 

ラインで学ぶ不動産投資の裏側!】
登録者32,000人超え!
数日に1回程度、不動産の知識に関する情報を配信!
業界情勢を瞬時にキャッチできます!
登録はこちら
↓ ↓ ↓ ↓

ポイントになるのは、

・エリア

・築年数

・構造

・諸条件

です。

あわせて読みたい
不動産投資に必要な金融リテラシーとは?~投資脳を育てよ!~ 不動産投資は、「投資」です。 株式、投信、FXなどと目的は同じです。 今手元にある資産を、できるだけ多くしたい、とい...

投資行為に慣れていて、金融リテラシーの高い人であればわかるはずです。

世の中、完璧な金融商品はありません。

リターンが高ければリスクが高いのは当然です。

リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。

この当たり前の投資大原則が理解できていれば、現実的な目線で不動産が探せる投資家になれます。

これがわかれば、利回りの高い物件がどのようなものかはわかってきますよね!

あわせて読みたい
【不動産投資】完璧な物件は存在しない~ファンタジー物件を求めるという機会損失~ ・都内 ・接道条件が良い ・物件までの道のりが良い ・駅から近い ・築浅 ・全部屋が広い ...

投資の大原則とは?

投資の大原則は何でしょうか?

リスクとリターンは表裏一体の関係にある

ですね。

これは何かというと、リターンが高ければ、相応のリスクがある、ということです。

リターンが低ければ、その分リスクも下がります。

これは、当たり前の話です。

 

頭ではわかっているつもりでも、多くの人は、

そこそこ大きなリターンが見込めて、極力リスクの低いものがいい

という理想を抱きます。

確かに、リスクが低くてできるだけ儲かる商品がいい!と思うよね・・・

 

ここに落とし穴があるのです。

低リスクを望むこと自体理解はできますが、その場合、リターンはあまり見込めない商品を選択する必要があります。

リターンは大きいですよ!そしてリスクもほとんどないですよ!

という商品は、騙し系(詐欺)だと思って間違いないです。

誰でも簡単に儲かります!

などという甘い言葉に引っかかると、財産を一瞬で失うだけでなく、最悪の場合は借金だけが残るような状況にもなるでしょう。

FX、株式、仮想通貨など、色々な儲け話が多く飛び交う中で、それに飛びつくようでは、大切な資産を最終的には飛ばすでしょう。

「損はしません!」、は投資ではありえません。

そして、楽して儲ける方法はありません。

 
非公開物件情報!】
楽待、健美家などの不動産投資サイトよりはるかに安い
登録はメールアドレスのみ
一都三県の水面下で取引される非公開物件情報をお届けします!
登録はこちら
↓ ↓ ↓ ↓

 

投資の大原則は、リターンがあれば、それ相応のリスクが必ずある、というものであり、リターンが大きいのにリスクがない、という商品は実在しない、というものです。

不動産投資でのリターンは、多くの場合、利回りとして認識されています。

利回りが高いということは、裏では相応のリスクがある、ということになるのです。

それらに関連するのが、エリア、築年数、構造です。

あわせて読みたい
投資詐欺の手口7選と身を守る対策方法を解説!相談窓口も紹介 資産運用の機会が身近になった今、投資詐欺の被害も急増しています。 金融庁の発表によると、令和5年の投資詐欺の被害件数は2,...

利回りとエリアの関係

東京都港区の物件と、ド田舎の物件であれば、どちらが欲しいですか?

投資として需要があるのは、東京都港区の物件です。

需要が高くて、入居者が簡単に見つかって、多くの人が欲しいと思っているのであれば、それはリスクが低いと判断されます。

投資商品として値段は下がりにくいですし、需要があることは不動産投資では非常に重要です。

すると、価格を無視して語るのであれば、それは港区で不動産投資ができるならとても良いでしょう。

 

東京都港区は需要があるのでリスクが低い

ということは、リターンも低くなるのです。

前述した投資の大原則はここで出てきます。

東京都港区で利回り10%超えの1棟物件が欲しい!

といっても、そんなものは出てきません。

リスクが低いエリアの物件は、リターンも低く出てくるからです。

不動産投資のリターンは、利回りです。

よって、東京都港区の不動産は、利回りが田舎に比べて確実に低くなるのです。

好立地の方が、良い収支が出にくい、ということです。

そりゃそうだよね・・・

 

逆に、田舎の物件であれば、そもそも需要があるか将来的にも不明で、次欲しい人が出てくるかもわからない、という観点から、リスクが高くなります。

すると、リターンである利回りも高くなるのです。

あわせて読みたい
不動産投資は価格と立地のバランスが重要~良い物件を選ぶたった一つの方法~ 不動産投資は、価格と立地のバランスが重要です。 値段が安いからいい! 値段が高いから危ない! 立地はいいほ...

不動産で見る利回りは、リスクを表現しているものといってもいいでしょう。

利回りが低い立地であれば、それはリスクが低いのです(要するに需要のある好立地エリア)。

好立地で高利回り、は存在しないのです。

まずはこの観点で現実的な検討ができるようにならないと投資家として失格です。

利回りを求めるので、多少エリアは妥協する

なのか

利回りはあまり求めないので、好立地で攻める

のどちらかしかありません。

 
【21日間で学べる不動産投資メルマガ!】
メールアドレスだけで登録完了!
21日間、毎日夕方配信!
不動産投資初心者の方、検討中の方は必読!
不動産業者と対等に会話ができる知識が身に付きます。
登録はこちら
↓ ↓ ↓ ↓

 

東京と大阪、札幌、福岡などの物件を比較する際も考え方は同じです。

日本No1は間違いなく東京です。

東京は世界一圧倒的に優れた機能を持つ都市で、人口密集度もピカイチです。

私は幼少期から海外で生活し、20か国以上の滞在経験があるので、世界の主要都市と比べた東京がいかに素晴らしいかは理解しているつもりです。

世界で見ても優れた都市である東京は、日本国内で見たらダントツNo1なのです。

これを今回のロジックに当てはめるとすると、大阪、札幌、福岡の物件の方が、東京の類似物件よりも利回りが高くないといけないわけです(収支が良くないといけない)。

なぜなら立地で劣るからです。

勿論、東京でも需要が弱いところもあれば、その他の地域でも超好立地と呼ばれるようなところもあるので、一概には言えませんが、エリアというのは地域にも該当するのです。

エリアが良い方が、利回りは下がる

 

利回りと築年数の関係

築年数と利回りの関係は簡単ですね。

築2年の物件と、築30年の物件があったとき、それぞれの条件がほとんど同じだと仮定すれば、築2年の物件の方が利回りは低くなります。

あわせて読みたい
旧耐震基準の中古マンションは危険?購入のリスクと注意点 旧耐震基準の物件は、新耐震基準の物件に比べて価格が安く、立地条件も魅力的な場合が多いですが、その一方で耐震性や老朽化のリスクが考...

新しい方が出口も取りやすく、賃貸付も楽になるので、利回りは古い物件と比べて下がって当然です。

築年数が浅い方が、利回りは下がる

 

利回りと構造の関係

構造とは、木造、軽量鉄骨、重量鉄骨、RCを指します。

このくらいの範囲で理解できていれば十分です。

構造と利回りの関係もシンプルです。

不動産は、

RC>>>>重量鉄骨>>>>軽量鉄骨>木造

というレベル感で評価されています。

極端ですが、全ての条件や価格が同じであれば、木造よりもRCを選択する方が賢明である可能性が高いわけです。

構造レベルが低ければ、その分利回りは上がります。

逆に、構造レベルの高いRCであれば、利回りは下がります。

構造に優れている方が、利回りは下がる

利回りと諸条件の関係

諸条件とは、

・土地の接道

・駅徒歩

・部屋の面積

・空室リスクと運用費

・融資の付きやすさ

・その他

です。

少し色々とある部分ですが、簡単にいうと、

この条件はいいよね!

という項目が多くなればなるだけ利回りが落ちる、ということです。

逆に、この条件は微妙だな~と思う項目が増えれば、その分利回りは上がります。

これも前述の通り、投資の大原則として当たり前の話です。

 
【簡単な机上査定で不動産価値を知ろう!】
60秒の入力作業でお持ちの不動産価値がわかります。
投資用マンション、戸建て、ご自宅、なんでもOK!
全国対応
いくらで売れるのか、サクッとわかります!
↓ ↓ ↓ ↓

 

諸条件が微妙だと、空室期間が長いという問題に直面する可能性があります。

特に、各部屋の面積が小さい(16㎡未満)のような物件には注意が必要です。

弱い物件の目安は、

・空室期間が2か月以上

・ADを200(2か月分)以上付与しなくてはならない

です。

これらに該当すると、今後築年数が経過していくにつれて競争力を失う結果、ADを増やさないといけない、家賃を下げないといけない、というダブルパンチが待っているでしょう。

専有面積の小さな部屋は家賃の安さでしか勝負できないことが多いので、築浅時点で上記に該当するような募集状況であれば、古くなった時確実に苦戦します。

土地の接道

接道が整形地なのか、旗竿地なのか、前面道路の幅員が極めて短いのか、階段なのか、それ以外なのか、ということです。

条件が良くなればなるほど、土地の評価が上がるため、利回りは下がります。

将来的な使い勝手を考えるとわかります。

土地を分割したら複数の戸建てが建築できそう!

というタイプであれば資産価値は高くなりそうですね。

駅徒歩

これはわかりやすいですよね。

駅1分と、駅15分では、他の条件が一緒であれば駅1分の方が利回りは下がります。

あわせて読みたい
【保存版】不動産投資で陥りやすい「勘違い」特集!~良い買主になる心得~ 不動産投資は、人それぞれ進め方が異なります。 ある意味、進め方に正解はないのです。 人それぞれ状況が違う中で、最善の...

部屋の面積

意外に知られていないことがあります。

各部屋の面積が大きい方が、利回りは下がります。

高利回りを狙った狭小物件(各部屋の専有面積が16㎡未満)が流行りましたが、立地がある程度良くないと、空室率が高くなります。

ファミリータイプの方が単身よりも希少性が高く、広い部屋の物件は好まれるので需要も高く、結果として利回りは下がります。

いやいや利回り重視でしょ!

という人であれば、この手の狭小物件が候補になると思います。

しかしながら前述の通り、このやり方は不動産業者が都合よく高利回りを出すために用いられている手法であるため、空室面などのリスクは普通の物件と比べて格段に高くなります。

見た目上の利回りしか見てない買主が多かったこともあり、不動産業者はこの手の狭小物件を建築しまくっていました。

これにより狭小が乱立し、明らかに需要<供給 という状態に陥っています。

かなり好立地であれば狭小でも問題ないと思いますが、乱立地域での購入は慎重になるべきです。

空室リスクと運用費

利回りの高い物件は、

・空室期間が比較的長い

・募集時に広告費を多く投じる必要がある

・修繕費が高額になりやすい

という3点が存在します。

利回りが高いということは全体とした需要が下がることを意味しますので、空室期間が長くなるのは当然です。

空室が多いということは競合も多いため、募集では多額の費用をかけないといけなくなります。

また、利回りが高い物件はエリアが外れがちなので、部屋の面積は大きくなります。

田舎にいけばいくほど1部屋あたりの面積が大きくなるのは当然です。

しかしながら、修繕の観点でいうと、

面積が大きくなる = 修繕費が高くなる

になります。

運用面における費用は見えにくいのですが、色々とマイナス面もあり、これらが簡単に足を引っ張る存在になることは知っておくべきでしょう。

あわせて読みたい
アパートの空室対策アイデア7選│空室の原因はどこにあるの? アパートを購入してみたけれど、空室がなかなか埋まらない! そんな経験や悩みはありませんか? 空室を埋める方法を5分動...

融資の付きやすさ

超、超重要です。

これを間違えると出口で抜けれません。

目先利回りばかり追求する人が不動産投資で失敗している理由はここにあります。

出口を考えずに買うと、最後に売れなくなり、終わります。

利回りの高い物件は空室率が何らかの理由で高いはずなので、高い空室率で物件を回していくことができず、ローンが支払えずに自己破産となります。

どの銀行がどのくらいの条件で融資するのか、は不動産を検討する上で非常に重要である点を忘れてはなりません。

数年前のスルガ事件が流行った時は、売れない高利回りにも融資が付いてしまっていました。

これが問題となり、最近では問題のある物件には融資が付かないまたは融資額が大きくかけるようになっています(買主にとっては事故率が下がるので嬉しい話です)。

実際に、ここで挙げている利回りが高くなる要素は、出口で銀行が融資しなくなる要素とイコールです。

例えば部屋の面積ですが、1部屋あたり16㎡未満は狭小といわれます。

狭小は2015年ごろから激増しましたが、融資する銀行は激減してきました。

土地先行などの新築では融資しますが、中古としての流通では融資する銀行が少なく、出口で弱くなります。

また、令和になって長屋の建築における建築基準法が変わりました。

これにより長屋の物件への融資は厳しくなる傾向が顕著に出てくると思われますので、長屋の購入はそのようなリスクがあると考えておいた方が良いでしょう。

狭小かつ土地の接道などが弱い物件となると、かなり利回りを出さないと敬遠されるでしょう。

その他

これは色々ありすぎて書ききれないのですが、簡単にいうと、

・この条件はいいじゃん!と思えば利回りは下がる

・この条件は微妙だな!と思えば利回りは上がる

です。

不人気である施工業者などの物件も高利回りになっています。

イメージが悪く、融資も付きにくかったりするからです。

・シノ○ン

・レオパ○ス

・TA○ERU

・大○建託

・か○ちゃの馬車物件

などです。

 

シェアハウスや民泊のように、運用が通常のレジデンスと異なるタイプもハイリスクになるのでスタンダードな物件と比較すると高利回りになります。

 

当たり前の話ですよね。

いいな!

と思うポイントが多ければ多いほど利回りは下がるので、利回りとのバランスで、どこをどう妥協するのかを考える必要があるのです。

不動産投資は、妥協です 笑

これがわからない人は、不動産を一生懸命探しても一生買えないので、今すぐ不動産投資から撤退したほうがいいです。

そもそも金融リテラシーがない可能性アリです。

まずは基本中の基本である、当たり前の金融リテラシーを身に着けてください。

物件価格とキャッシュフローの関係

最後に、利回りと関係して重視されているキャッシュフローに関してです。

年間のキャッシュフローは300万円も出ているんです!

と自信満々に言われたことがあります。

しかし、これだけ聞いてもすごいのかどうかはわかりません。

そこで登場する判断指標の一つが、物件価格と借入額です。

どのくらいの物件を購入し、どのくらいの借入があり、その結果としてキャッシュフローがどうなのか、です。

次の2名で考えてみましょう

【Aさん】

物件価格:1億円

借入額:9,000万円

年間キャッシュフロー:300万円

 

【Bさん】

物件価格:3億円

借入額:3億円

年間キャッシュフロー:300万円

どちらが安全だと思いますか?

キャッシュフローが同じなので、物件購入価格と借入が額がともに低いAさんの方が安全に見えます。

1億円の物件に対して年間のキャッシュフローが300万円なので、売買価格からみるキャッシュフロー率は3%です。

Bさんは物件の購入価格が3億円に対してキャッシュフローが300万円なので、売買価格からみるキャッシュフロー率は1%です。

当たり前の話ですが、どのくらいの価格の物件を購入しているのか、でキャッシュフローは違って当然です。

物件価格が大きければ、その分それ相応にキャッシュフローが出ている可能性は高いのです。

先ほど記載した、

「年間のキャッシュフローは300万円も出ているんです!」

という人はBさんでした。

あわせて読みたい
不動産投資のキャッシュフローとは?~赤字は要注意!~ キャッシュフローは、不動産投資で非常に重要です。 キャッシュフローは、基本的に黒字です! 赤字になるような不動産は注...

さて、ここで出てくるのが、Bさんが買ったエリア、築年数、構造の3点です。

これが

・東京都心

・築浅

・RC

であれば、キャッシュフロー率1%でも合格点である可能性が出てきます。

超都心部であれば利回り2%台の物件も存在します。

それが東京です。

 

逆に、

キャッシュフロー率は5%も出ているんです!

という人が買ったエリア、築年数、構造が、

・地方都市

・築古

・木造

などであれば、5%のキャシュフロー率でも優秀な投資ではない可能性が出てくるのです。

 

前述したキャッシュフロー率1%の東京都心部に負けるでしょう。

東京都心部の方が、値下がり率が低いだけでなく、物件が人気なので非常に高い流動性があります。

 

また、融資期間の兼ね合いも大きな影響を占めます。

融資期間30年と15年では毎月支払うローンの金額が全く違ってきます。

古いのに長く組んでいて多少CFが良いケースと、短く組んでいてCFが微妙なケースでは、金利次第で融資期間の短い方に軍配が上がることも珍しくありません。

CFを重視しなくて良い層となれば中級者以上になるので、それなりに十分な資産背景があるが故、銀行側もそのような融資条件で承認を出してきます。

短い融資期間で借りている人ほどプロに近い可能性が高いでしょう。

 

買って → 貸して → 売る

までのトータルで考える必要があります。

単に利回りが高い

単にCFが良い

では到底判断できません。

よって、これだけで見ている人は不動産の奥深さを把握していない傾向が強く、初心者の可能性が高いということになります。

 

このように、

・物件価格が高くなればその分キャッシュフローは出る

・購入するエリア、築年数、構造によって、キャッシュフローは変化する

ということなのです。

一概に、

・利回り10%以上じゃないと買わない

・キャッシュフロー率5%以上じゃないと買わない

ということは言えず、このような発想は危険ということになります(投資の大原則を理解できていない可能性大)。

結構奥が深いんだね。

 

全ての関係を理解して妥協点を探る

・立地がいいと利回りが低くなる

・RCを求めると利回りが低くなる

・築年数が浅くなると利回りが低くなる

簡単で当たり前のようですが、多くの人は腹でしっかりと理解できているとは思えません。

結局立地もよくて利回りも高くて、少ない現金で多くのキャッシュフローが得られる物件が欲しい、という求め方をする人が多いと感じます。

投資の大原則が理解できていないので、このような人は投資で逆に失敗する可能性が高いでしょう。

大原則が理解できていない人に対しては、理想の商品があるかのごとく迫ってくる人がいますが、それらは罠です。

被害にあわないためにも、投資の大原則は理解してくべきでしょう。

 

どのようなものを求めるのか、軸を決めた方が物件探しはスムーズです。

・利回りとキャッシュフローを求めるので立地で妥協する!

・好立地が欲しいので利回りとキャッシュフローは少し我慢する!

のどちらかです。

自己資金がそこまで潤沢でない人は、利回りを求める傾向があるので、立地で妥協する必要があるでしょう。

資金力のある人は、そもそも投資の大原則は理解しているので、利回りが低くても好立地を選択している傾向にあります。

特に、資産家は利回りなど度外視して都心の物件を購入しています。

利回りよりも、相続対策における節税効果であったり、資産価値そのものを重視しているからです。

売買の現場では、

・利回り星人

・資産価値の追求

という2極化が顕著です。

全てにおいて理想を求める行為は、不動産投資に限らず、現実的ではないのです。

現実的な目線が持てない人は、金融リテラシーが低いと思われてしまうので注意が必要だね。

 

まとめ

利息が10%の定期預金がいいです!

という人が日本がいたらどう思いますか?

「そんなもんねーよ」ってなりますよね?笑

定期預金はリスクが低い投資商品なので、リターンも低いのです。

これは当たり前の話です。

・立地がいいと利回りが低くなる

・RCを求めると利回りが低くなる

・築年数が浅くなると利回りが低くなる

・良い諸条件を求めると利回りが低くなる

逆に、

・立地を妥協すれば利回りは上がる

・木造にすれば利回りは上がる

・築古を選択すれば利回りは上がる

・悪い諸条件でも妥協できれば利回りは上がる

になるのです。

不動産投資ではこれが当たり前です。

現実的な目線で、理想を求めすぎずに物件を見ていくことで、不動産投資の道は開けていくでしょう。

理想ばかり求める人は、現実的ではないので時間ばかりが過ぎていて、結局何も現状変わってないことのほうが多いものです。

また、過去と今は違います。

常に違います。

物件価格も変動しますし融資状況も変わります。

過去どうだったか、は全く関係なく、今だったらどうなのか、を常に考えるべきです。

過去にとらわれている人も同じように買えなくなる人になります(過去の利回りで今の物件を探すなど)。

これでは勿体ないです。

時間の無駄です。

自分の想像している通りの状態で買えないな~

ではなく、それはあなたの「無知」が原因で、存在しない理想の状況を求めているだけです。

現実的な視点を持って何事も挑むと良いでしょう。

タイムイズマネーです。

時間ほど貴重な財産はないでしょう。

もう一度書きます。

時間ほど貴重な財産はありません。

決まるの 危険 リターン リスク 要素 高利回り 現実的 不動産投資 利回り 考え方 投資 定期預金 賃貸 立地 好立地 地方 需要 潜む 田舎 なぜ やめとけ ローン 築古 どうやって キャッシュフロー 物件価格 決まる 金利 出口 決め方 危ない エリア

初心者編カテゴリ一覧ページ

初心者編

不動産投資の成功率とは?失敗する原因と成功のためのポイントを解説

初心者編

不動産売買の仲介手数料の相場はいくら?上限や計算方法について解説

初心者編

不動産投資の初心者は何から始めるべきか?

初心者編

【初心者向け】不動産投資とは?をわかりやすく解説!5分で理解できるお金が増える流れ

初心者編

【初心者向け】サラリーマンが不動産投資でカモにされないための対策

初心者編

不動産の取引態様とは?~専任(媒介)・売主・代理の違いとは?~

初心者編

【初心者向け】不動産投資を始める目的を解説~タイミング・年齢・リスク~

初心者編

自己資金ゼロ(頭金ゼロ)の不動産投資が危険な理由~フルローン・オーバーローンの真実~

初心者編

不動産投資に必要な金融リテラシーとは?~投資脳を育てよ!~

初心者編

初心者が知っておくべき不動産投資の利害関係者~騙されないための基礎知識~

初心者編

不動産業者は洗脳のプロ~「いい人」には注意せよ~

初心者編

不動産投資で信用・信頼できる人を見極める方法~不動産業者・FP・ブローカーは疑え!~

初心者編

不動産投資の世界は「千三つ」~不動産業者はウソとデタラメばかり~

初心者編

不動産投資の被害を拡大させる紹介料~FPとブローカーに要注意~

初心者編

【保存版】不動産投資で陥りやすい「勘違い」特集!~良い買主になる心得~

初心者編

不動産投資の悪質な販売手法!デート商法とコミュニティ化

初心者編

不動産投資は価格と立地のバランスが重要~良い物件を選ぶたった一つの方法~

初心者編

メガ大家は破綻リスクが高い~成功者が少ない理由とは?~

初心者編

自己資金ゼロ(頭金ゼロ)で買える物件が割高であるシンプルな理由

売却編カテゴリ一覧ページ

売却編

マンションの売り時はいつ?売却時期を見極めるポイントを解説

売却編

初めてでも簡単!安心して不動産を売るために知っておくべき不動産売却の流れ

売却編

不動産売却で不動産業者を選ぶポイント~大手に売却依頼をしてはいけない理由~

売却編

【不動産売却】仲介手数料の値引き・割引をする不動産業者は要注意!

売却編

不動産を売るときの注意点~仲介業者が売主に嘘をつく理由~

売却編

【不動産売却】不動産を売るときの心得~不動産は相場より高くは売れない~

売却編

不動産売却の査定価格はウソだらけ!不動産業者の見分け方・選び方とは?

売却編

【不動産売却】高額な1棟アパート売却で失敗しないためのコツ~暗黙の一般媒介~

売却編

空室物件の方が高く売れる?オーナーチェンジとの違いは?~高値売却のコツ~

売却編

【不動産売却】査定価格・販売価格・成約価格の違いとは?~不動産は相場でしか売れない~

売却編

不動産売却を任せる業者選びのポイントとは?~囲い込みを避ける片手仲介~

売却編

【不動産投資】一般媒介契約と専属専任媒介契約のメリットとデメリットとは?

売却編

不動産業者が買主を「でっちあげて」までして媒介契約を締結したい理由

売却編

初めての確定申告も簡単!不動産所得で減価償却費を計算する方法

購入編カテゴリ一覧ページ

購入編

アパート経営の初期費用はいくら?ランニングコストや資金の相場を解説

購入編

マンションと戸建てはどっちがお得?メリットや資産価値を比較

購入編

マンションと戸建ての維持費を比較!費用を抑えるためのポイントも解説

購入編

住宅ローンはどこを選ぶ?おすすめ銀行15選の金利を比較

購入編

頭金なしの住宅ローン│後悔しないためのポイントやメリットを解説

購入編

【不動産投資】老後の年金対策が大ウソである理由

購入編

不動産投資で法人設立はするべきか?メリットとデメリットを学ぶ!

購入編

優良物件は「融資+物件+買主の状況」で決まる!~人によってベストな物件は変わる~

購入編

初心者でもわかる!不動産投資の購入と売却でかかる諸費用をわかりやすく解説

購入編

【不動産投資】大阪や福岡のワンルーム投資が危険な理由

購入編

不動産を安く買える人と買えない人の違いとは?~格差は広がるばかり~

購入編

住宅ローン(フラット35)を使う不正な「なんちゃって」不動産投資にメス~潜むリスクとは~

購入編

【最新版・保存版】不動産融資に積極的な銀行はどこ?~融資事例~

購入編

不動産で指値交渉する効果的なやり方とは?注意すべきポイントも解説

購入編

【不動産投資】カーテンスキームとは?計画的に退去者が出る信じられない悪徳手法

購入編

【不動産】道路の種類とは?~建築基準法~

購入編

不動産投資における融資条件とは?~ローンの詳細を解説~

購入編

不動産投資でマイホームを買わないほうが良い理由

購入編

一戸建ての選び方と注意点~選び方で意識するたった2つのポイント~

購入編

【不動産投資】築古・旧耐震・再建築不可の出口とは?~融資が問題なくつく理由~

お金の話カテゴリ一覧ページ

お金の話

30代の貯金はいくらあれば安心?平均貯金額や貯蓄のポイントを解説

お金の話

老後資金はいくら必要?老後の生活費の目安や貯め方を解説

お金の話

退職金を運用するには?おすすめの運用方法7選とポイントを紹介

お金の話

固定資産税をPayPayで払うメリットを解説!デメリットや支払い方法も紹介

お金の話

老後2000万円問題に備えるには?持ち家・賃貸で必要な老後資金の目安を解説

お金の話

初めて作るクレジットカードのおすすめはどれ?~初心者用~

お金の話

【保存版】POは儲かる!~公募・売出で稼ぐ方法を徹底解説~

お金の話

《PO》スターアジア不動産投資法人(3468)は買い?~事前評価・分析~

お金の話

【保存版】店頭証券でIPO・POをもらう方法~取引のメリットと目安資産は?~

お金の話

【融資情報】東京東信用金庫の融資条件が厳しくなった!?

お金の話

不動産投資で東京23区の1棟物件が最強である理由

お金の話

ふるさと納税の申し込みはいつからいつまで?おすすめのタイミングも紹介

お金の話

2024年から定額減税スタート!住宅ローン控除への影響を解説

お金の話

お金に興味が無いと言っている人ほどお金に執着している

お金の話

大手銀、店舗スリム化でコスト減 完全無人化も(日経新聞電子版)

お金の話

「スリッパに履き替える企業はダメ」 プロの銘柄選び(日経新聞電子版)

お金の話

銀行、個人向け即日融資停止へ_カードローン縮小(日経新聞電子版)

お金の話

毎月分配型投信にメス(日経新聞電子版)

お金の話

【PO・公募売出】参加すべき銘柄は?~2024年7-12月受渡分~

起業・独立カテゴリ一覧ページ

起業・独立

類は友を呼ぶ~同じ人間関係は停滞の証拠~

起業・独立

年収・収入は「就職以降」の勉強量・努力量に比例する

起業・独立

独立・起業する人におすすめの本~自分の視野を広げるための書籍一覧~

起業・独立

個人の能力と純資産は比例する~人は年収よりも純資産で判断すべき~

起業・独立

地方移住では金持ちになれない~類は友を呼ぶ~

起業・独立

《起業・独立意識》【商品力】売上=商品×(集客+ブランディング)

起業・独立

《起業・独立意識》【人選力】怪しい人との関りを避ける~見極めのポイント~

起業・独立

《起業・独立意識》【失敗力】失敗は存在しないことを知る~全ては経験となる~

起業・独立

《起業・独立意識》【視野拡大】自分の常識・普通は他人の非常識であると考える

起業・独立

《起業・独立意識》【行動力】「やってみる」を繰り返すことで成功への道が開ける

起業・独立

《起業・独立意識》【信用力】紹介は最強の集客~顧客第一主義の徹底~

起業・独立

《起業・独立意識》【時代】新時代の流れを敏感にキャッチする~古い考えはいらない~

起業・独立

サラリーマンの副業解禁で広がる格差~副業を始めることで見える違う世界~

起業・独立

《起業・独立意識》【信用力】紹介は最強の集客~顧客第一主義の徹底~

起業・独立

高所得者・高収入の人は読書が好き?~読書と年収の関係性~

保有/知識編カテゴリ一覧ページ

保有/知識編

不動産投資で節税する裏ワザ!経費計上のポイントを解説

保有/知識編

不動産投資の経費はどこまで落とせる?認められる必要経費一覧

保有/知識編

投資用マンションに自分で住むのは可能?不動産投資用物件に住むリスクを解説

保有/知識編

初めての確定申告も簡単!不動産所得の計算方法と経費一覧

保有/知識編

不動産投資で自己破産する人が持っている物件の特徴

保有/知識編

「満室経営」を続けるアパートオーナー…突如〈税務調査〉のターゲットになったワケ【税理士が解説】

保有/知識編

突然の「税務調査」に慌てないために…不動産オーナーが日ごろチェックすべきポイント【税理士が解説】

保有/知識編

不動産オーナーに「多大な」不利益をもたらす“モンスター入居者”…〈強制退去〉は可能か?【弁護士が解説】

保有/知識編

不動産管理の「賃貸管理手数料が安い」は要注意~安い手数料の裏に隠れた罠とは?~

保有/知識編

不動産投資の短期譲渡と長期譲渡の違いとは?~所有期間と税率を把握する~

保有/知識編

「築30年」の一棟アパート…売却するべきか、バリューアップして賃貸経営を続けるべきか

保有/知識編

「築浅・好立地」の優良物件なのに…“空室続き”の不動産オーナーが見落としているモノ

保有/知識編

【保存版】賃貸経営で成功する良い不動産管理会社の選び方・探し方とは?

保有/知識編

賃貸経営につきものの「空室リスク」…長期化させないためにオーナーができる対策は?

保有/知識編

不動産投資で賃貸募集(客付け)を効果的に行うコツ~AD(広告費)の流れを知る~

保有/知識編

不動産投資で役立つ中小企業倒産防止共済のまとめ~経営セーフティ共済活用方法~

保有/知識編

【不動産投資】購入時に入居者募集を最短で開始する方法~所有権移転前の募集開始~

保有/知識編

【初心者向け】不動産投資の賃貸管理基礎~管理会社の役割と集金代行契約書~

保有/知識編

突然の「税務調査」に慌てないために…不動産オーナーが日ごろチェックすべきポイント【税理士が解説】

コラムカテゴリ一覧ページ

コラム

ドバイ不動産投資のメリットを解説!利回りやおすすめエリアも紹介

コラム

不動産投資でこれから自己破産・破綻する人の特徴とは?~危険なフルローンの真実~

コラム

不動産はバブルなの?~バブルが崩壊する仕組みを解説~

コラム

【融資情報】ワンルームの価格は上昇する?~不動産投資にクレディセゾンが本格参入!~

コラム

【融資情報】関西みらい銀行の融資条件変更について(区分マンション)

コラム

申込金めぐり相談相次ぐ=大東建託のオーナー契約-消費者団体(Yahooニュース)

コラム

悪質な紹介料への制裁~不動産投資のワンルーム市場に改善の兆し~

コラム

ワンルーム不動産投資家はマイホームが買えなくなる?~フラット35制度改正(2020年)~

コラム

「家賃保証」の嘘で借金1億 年収800万のリーマン大家、破産の危機(Yahooニュース)

コラム

女性の家事育児と仕事・キャリア形成の両立は無理?~少子化解消のカギは男性にある~

コラム

「男が働かなくてもいい!」講演会に異論相次ぐ(朝日新聞デジタル)

コラム

マイホームと賃貸はどっちがお得?~マイホーム VS 賃貸を徹底比較~

コラム

株式会社ReVie(レヴィ)によるサブリース詐欺の全貌~家賃未納トラブルの対処方法とは?~

コラム

「20代・30代」と「40代・50代」で感じる歴然とした差~40代・50代の変化なき衰退~

コラム

オープンハウスの不正~買主に潜むリスクとは?~

コラム

【不動産投資】UBM(ユービーエム)株式会社は倒産したのか?~今後の影響は?~

コラム

女性はやっぱり昇進に不利~育休・産休・看護休暇で不在期間が多い~

コラム

フラット35不正融資問題の一括返済がスタート~全額繰上償還請求の予告~

コラム

住宅ローン不正(フラット35)の極み!複数同時購入(抱き合わせ)という盲点

コラム

不動産小口化商品がハイリスクである理由~「みんなで大家さん」から学ぶ危険性~