ちょうど昨日出た物件なんですよ!ラッキーですね!
このエリアでは滅多に出ない物件です!
○○さんにだから特別に出します!
問合せ殺到物件なので早い者勝ちです!
買付申込が○件も入った物件です!
こんな言葉に踊らされるようでは、大変危険です。
内容を5分動画にしました!
お得感を出す不動産業者は疑ってください。
急かすような発言も要注意です。
不動産業界は「千三つ」です。
不動産業者の発言は、ほぼ100%ウソだと思って接してください。

お得ですよ!といわれたら要注意だね!
不動産は相場よりも安く買えない
不動産は、原則相場より安く買えないと考えてください。
不動産投資で購入する物件は、市場の適正価格かそれ以上の高値でしか買えないということです。
「掘り出し物」などまずありません。
あっても、あなたの手元には流れてきません。
上手い話には、要注意です。
ボクって特別なんだ!という勘違いをしそうだワン・・・
物件を相場より安く買える人

では、どのような人(業者)が物件を「安く」手に入れることができるのでしょうか。
・自分自身で土地を仕入れるルートを確保しており、そこに建物を建築するような建売業者
・任意売却物件、相続物件などをオーナーから直接譲り受けられる立場にいる業者
・横の強いつながりを持っている人
など、簡単に言うと、プロ中のプロだけです。
不動産の世界に精通しており、強い人脈を持っている限られた不動産業者と考えてください。
安く買える人や、不動産業者は、確かにこのように存在します。
しかし、そのようなプロがあなた自身であることはまずないということです。
よく、
弊社はデベロッパー直なので安いのです
という言葉を聞きますが、要注意です。
そのような不動産業者に限って、区分の新築分譲なんかを売ったりしています。
話になりません。
ワンルーム・区分マンションは、まず安い価格で出回りません。
区分マンションンは価格帯が低いため、融資が付きやすく、主に素人向けの商品として販売されています。
三為業者(さんため = 転売屋)が少しでも低い値段で出た物件を即購入し、素人に高値で転売するからです。

1棟でいうと、物件を安く手に入れる方法は、相続が発生している家庭から直接買う、という方法に限るでしょう。
情報力のある業者は、相続物件を安く買い、それを転売します。
転売されてるものが高いとも当然限りません。
転売モノでも、レインズ相場などより十分に安ければ、全く問題ありません。
プロ中のプロにはなかなかなれないよね・・・
なぜ相場より安く買えないのか
「相場」とは、一般的に売買が成立する値段で形成されます。
なぜ相場より安く物件を買うことができないのか、自分に置きかえてみるとわかります。
仮に、あなたが相場上、2,000万で売れる物件を、1,500万円で幸運にも譲り受けたとします。
これを知り合いにあえて1,600万で売りますか?
市場で売却すれば2,000万になる物件を、あえて1,600万で売りますか?
ここがポイントです。
おそらく売らないでしょう。
兄弟や親にもこの値段で売らないでしょう。
なぜですか。
当たり前です。
1,600万円で売ると100万円の利益ですが、2,000万円で売れば、500万円の利益になるからです。
非常に単純な話です。
言い方は悪いですが、相場より安く買う、ということは、ある意味で売主も騙さないといけないのです。
相場2,000万円ですよ!
と伝え、うちが1,600万円で買取ります!
といっても売ってもらえないと思います。
そこで、相場1,600万円ですよ。
今であれば現金で購入するするのですぐ決済できます。
というトークで、相場2,000万円の物件を1,600万円で入手してくるのです。
あなた自身が、売主と直接このようなやりとりができない限り、相場より安く買うことはできないと思ってください。
但し、不動産は相場で買えていれば、十分に勝てる投資です。
格安で好立地物件を買いたい!
掘り出しもを探したい!
なんて思っているようでは、ダメです。
自分の身の丈を理解して不動産投資に挑むべし!
まとめ
不動産は相場よりも安く買えません。
それにも関わらず、「お得感」全開で迫ってくる不動産業者は、信用できません。
いい加減な不動産業者が極めて多いこの不動産業界において、このように適当な「お得感」で営業してくる不動産業者とは距離を取るべきでしょう。
相場より少しだけ安く買えたらラッキー!
それでもってしっかりと回ればラッキー!
くらいに思っておかないと、存在しない価格の不動産を求め、不動産を永遠に買えないでしょう。
存在しない物件とは、好立地で高利回りというものです。
無知な人ほど高望みをする傾向があります。
注意しましょう。

