この記事を書いた人
船橋寛之(ふなばしひろゆき)
1984年生まれ。
ドイツ育ちの不動産投資家。
不動産投資歴16年。
立教大学 経済学部卒。
リーマンショックの時に新卒で区分マンションを購入し、東京23区を中心に最大6棟55部屋を所有。
大和証券、大和総研に11年間勤務後、不動産コンサルタントとして独立。
現在は年間20億円以上の「非公開物件」仲介を行う。強みは「物件情報力」で、経験を活かしてセミナー講師や執筆活動にも携わる。
私生活では子供3人を育てる「ほぼ主夫」。
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はじめに、すごく大前提の部分から理解しておく必要があります。
・ワンルーム
・1棟
では、融資基準が全く異なります。
ワンルームの融資と1棟の融資はまるで別物です。
ワンルームは野球でいうと地元小学校の少年野球レベルです。
1棟はメジャーリーグです。
それほど基準も何もかもが別世界です。
ショウヘイヘーイ!デコピン!
参加者も別次元です。
ワンルーム参加者の多くは、会社員で年収500万以上で預金はそこまで多くない、というレベルが大半です。
しかし、1棟の世界では「1億円は軽く持っています」という人が沢山います。
1億円以上持っているのが普通の世界、と理解してください(ある程度の属性しか相手にしていない業者によっては1億円は最低限のマナーとも言われています)。
会社員の参加者でも、年収2,000万~3,000万超えなどは普通で、多少難易度のある銀行であればこのくらいを最低ラインで設定しています。
まずここに関する勘違いは払しょくしておかないと、1棟は買えないでしょう。
特にワンルーム購入をしている人は、ワンルームと同じような感覚で1棟の融資が組めると思っている人が多く、これでは到底1棟の購入ができないことを知っておくべきです。
では1億ないと買えないのか?といわれると、当然そんなこともありません。
物件価格を下げたり使える銀行は限られてきますが、1億円を持ってなくても購入のチャンスは十分にあります。
まずは、参会者のレベルが全然変わることに加え、銀行の顧客を見る水準も全然変わりますよ、というお話しでした。
※当融資情報は都内を中心とした、今後も需要があると思われるエリアでの物件購入における1棟融資の話を中心に取り扱います(主には国道16号内側の話であり、地方都市などは対象外)。
地方は不人気故に銀行にもお客さんが少なく、自己資金の弱い人に未だにフルローンで融資します。
都内近郊属性と比較すると圧倒的に弱者が買主です。
ただ、地方の金融機関はそうしてでも貸さないと生き残れないのでしょう。
Contents
最新の融資動向
ワンルーム
ワンルームの融資はほとんど変化なしです。
相変わらず
・年収の○○倍までローンが組めます
・頭金10万円で買えます
という次元のままです。
会社員用に用意されている提携ローンを活用したフルローンは健在です。
但し、年収400万円台への融資は難しくなったので、実質500万円以上からと思っておくべきでしょう。
【会社員とは?】
固定給をベースとした雇用体系を指しており、以下への融資は厳しくなります。
・資本金1億円未満の小さな会社
・ベンチャー企業
・外交員報酬(生保営業、IFA、外務員、FPなど)
・歩合メインの給与体系
・設立間もない会社
これらに該当する場合は、自営業扱いと考えてください。
また、上記に該当しない会社員でも、転職回数が多い方は厳しくなります。
提携ローンの場合、考え方はシンプルで、年収の〇〇倍という倍率で借り入れの上限が決まってきます。
年収に応じて8倍~12倍くらいが目安です。
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自営業や小規模の会社に勤務している場合は、そもそも提携ローンは使えないので、自己資金を20-50%投入して購入する形になります。
主には信用金庫、信用組合、三井住友トラストあたりになるでしょう。
区分は会社員向けであるため、自営業の区分購入は自己資金比率が高めとなるでしょう。
自営業や個人事業は、実力勝負で1棟を狙う方が効率が良いと個人的には思います。
収入が青天井である点が会社員と大きく異なるので、まずはとっとと大きな自己資金を作って銀行に話を聞いてもらえるレベルまで達しましょう。
1棟
会社員であれば、基準年収と自己資金さえ満たしていれば1棟目は比較的簡単に手にできるかもしれません。
但し、買い増しは難易度が上がります。
すでに既存で借り入れがあるケースも難易度が上がります。
基本的に1棟の融資は厳しいままです。
継続して買える人とそうでない人が2極化しています。
融資情報は月単位でも変化するため、過去の買い方を参考にしても意味がありません。
半年前であればすでに古い情報と理解しておきましょう。
過去の書籍を読み、1棟1法人のような限りなくアウトに近い買い方や、フルローンを連発するような買い方で不動産を買い進めることができるなどは幻想です。
今すぐ情報をupdateしましょう。
1棟融資の前提知識
不動産投資の最新融資情報を共有します!
・今の自分には何が買えるのか
・今の自分とどんな物件の相性がいいのか
を把握しましょう!
買える物件に絞って探せないと、時間の無駄になるだけです。
欲しい物件から探し始める人がいますが、逆です。
どこで融資を受けることができるのか?
その銀行と相性の良い物件はどんなものなのか?
を把握することが第一歩です。
また、最初の方から理想の融資条件を求めても無駄です。
できるだけ低い金利で借りたい!
と思う気持ちはわかりますが、相当な高属性出ない限り、経験を積んで資産超過にならないと、なかなか理想の融資条件で借りることはできないでしょう。
そればかり求めても時間だけが過ぎていきます。
現実的な条件の中で、どんどん始めた方が最後は勝てます。
とにかく早く始めた方が勝てるってことなんだワン!
現在は融資が大変厳しくなり、不動産投資家を欺いて暴利を得ていた不動産業者は廃業していくと思われます。
少し前までは、フルローン、オーバーローンと言った、自己資金をほとんど入れずに物件を買うことができました。
しかし、そのほとんどが、不動産業者にはめられており、前述した三為(転売)で、不動産を買わされています。
そして、多くは不正絡みです。
融資審査が緩い銀行が軒並み使われ、物件価値以上の融資まで平気でするので、業者は上乗せ放題でした(そして、前述した不正も容認してました)。
買主は、微妙なエリアを高値で購入しているので、キャッシュフロー率も悪く、売ろうと思っても売れません。
今はなんとか回っているように見えるので、気が付いていない人も数多くいます。
ほとんどの物件が古めのタイプなので、今後想定される家賃の下落、入居率の下落、修繕費の高騰などにより、支払いが苦しくなっていくことでしょう。
非常に不健全な状態が続いており、不動産業者の儲けは尋常ではありませんでした。
融資が厳しくなったことで、本来不動産を買うべき人が買う、という状態になったのだと感じます。
本来買うべき人とは、
・ある程度自己資金を持っている人
です。
1棟物件は、1にも2にも3にも自己資金です。
自己資金が乏しいのであれば、コツコツ時間をかけて買う以外の方法はありません。
小手先の買い増しなど通用しません。
自己資金が乏しい人は、ワンルーム(区分マンション)から始め、堅実に資産を積み上げましょう。
最初から戸建てや1棟という選択肢もありますが、手元の自己資金が乏しい場合は、その間の時間ロスが発生するので、無理せずワンルームから検討してみることをお勧めします(私自身もワンルームスタートです)。
各金融機関の特徴と融資可能な属性(資産背景含む)をまとめました。
銀行によって見るポイントは全く変わります。
物件と銀行の相性もあります。
物件が良さそうに見えても、融資が引けなければ買えません。
良い物件は、
「物件+銀行」
で決まる
と思ってください。
物件だけ見てこれが欲しい、あれが欲しい、では購入までに時間がかかります。
まずは自分自身が組める金融機関と物件の相性を把握し、物件+銀行を常にセットで考える力を身に着けてください。
この物件がいい!
といって、どこでどのように融資を組む想定ですか?と聞くと、全然そこまで考えていない人が多くいます。
築古と相性の良い金融機関しか使えそうにないのに、築浅を求めても、買うのは難しいということになります。
自分が欲しいと思う物件が買えるわけではない、ということは、常に念頭に置いておく必要があります。
現状の自分の状況(勤務先、年収、自己資金など)を踏まえ、どのような順番で買っていくのが理想であるか、多少は考えておくことをお勧めします。
使う金融機関の順番を誤ると、思った以上に買えないなど、勿体ない事態を招きます。
購入プランを立てるときの参考にしてみてください。
良い物件は「物件+銀行」で決まるってのが不動産投資のミソだよ!
どのくらいのキャッシュフローを得たいのか、というビジョンも大切です。
それによっては、自己資金を多額投入しても金利の低いところで借りるのか、自己資金を温存して買い増しを優先するのか、など分かれてきます。
キャッシュフロー(CF)はその人の立場で異なります。
超高属性といわれるジャンルの人は、都内築浅RC系の購入が多く、CFは当然出ません。
資産価値重視の購入です。
不動産投資では、一見CFが多いように見えても、
・運用でのキャッシュアウト多い
・空室がやや長い
などマイナス面も多くあります。
そしてなにより出口です。
出口でどのような銀行が融資するかも重要なのです。
CFを求めるとなれば、利回りが高いものに目が行きがちです。
これも属性の弱い人に見られる傾向です。
CFを求めるが故に、何らかの欠陥を許容しなくてはなりません。
・立地が微妙
・土地の形状が微妙
・接道が微妙
・各部屋の面積が狭すぎる(16㎡未満の狭小など)
・何らかの区域に指定されている
最初のうちは、誰でも利回りを求める傾向があるので、上記が必ず悪い、というわけではなりません。
しかし、資金力のある人が買う物件ではないということです。
金持ちになりたければ金持ちの真似をしたり、金持ちの考え方を取り入れたりする必要があります。
金持ちは都内の築浅系を好む傾向があり、最終的にそれが一番利益率が高いことは覚えておくと良いでしょう。
しかしながら、都内築浅系はそもそもの価格が高く、利回りが低い点で、相当の属性でなければ融資を受けることができません。
故に最上級クラスということです。
使える銀行別に、買い増しのステップについても解説しています。
ただし、金融情勢は日々変化します。
過度に先のことを考えすぎても、その時になると状況が変わることも珍しくはないので、まずは今の自分に何が買えるのかを把握し、目の前の一つを購入することに集中すると良いでしょう。
不動産は、結局のところ、細かいことを気にせずとも
・現金さえ豊富であればいくらでも買える
・現金が豊富でなければ買い増しはできない
という実にシンプルな投資だと思ってください。
そして、借り入れが増えていけば増えていくほど、次の融資ハードルは上がっていきます。
どこでどう組むかを迷うより、さっさと買って始めた方が勝てます。
タイムイズマネーです。
しかしながら、間違えても手薄な自己資金で、フルローンを連発して短期で買い増ししたい!などという幻想を抱かない方が良いでしょう。
勿論、数十億単位で預金をもっているような場合は別ですが、そうでなければ身の丈を理解して現実と向き合いましょう。
ワンルームに関しても、似たようなことは言えます。
ネットに出ている物件情報を見て、これがいい!といっても、ネットに出ている物件は提携ローンが使えない物件が多く、融資ハードルは高くなります。
金利が上がり、必要な自己資金も増えます。
このあたりを理解できてないと、どこかに転がっている「自分には買えない物件」を求めて、実際の購入に至れない可能性があります。
自分には何が買えるのか?
その上で何をターゲットにするのか?
をまずは明確にすべきでしょう。
融資の心得
ワンルームの場合は、そもそも年収倍率で借入の上限がある程度決まっています。
1棟の場合は、自己資金次第で多くを買うことは可能です。
未だに、とにかく早く数持ちたい、と考えている人がいますが、よほどの自己資金が無い限り、それは無理です。
そして、今後も厳しいでしょう。
しっかりと認識しておくことをお勧めします。
この手の人は傾向として、今の会社員の給与や自営業の業績などになんらかの不安を抱えており、短期で急激にキャッシュフローを得て楽になりたいと思っている人が多いと感じます。
何事もそうですが、いきなり現状が楽になる手段などありません。
甘い言葉の裏には、罠が仕掛けてあります。
是非高いリテラシーを持って不動産投資に挑んでください。
買い増しは自己資金次第ですが、その自己資金を作るのも時間がかかります。
多くの人の場合、1棟目~2棟目くらいであれば、購入は現実的です。
総借入でいうと、1億円ほどでしょうか。
それ以降のハードルはグンッと上がると思ってください。
・積算が出る物件を持っているから
・RCを持っているから
などは関係ありません。
これは冒頭で説明した通り、小手先の発想です。
・そこそこ良い場所を持っていて物件がしっかりと回っている
・残債が十分に減ってきている
・本人に不動産投資の経験が十分にある
・多額の自己資金を持っていて、どんどん増えている
という状態が作れると、普通に購入できます。
不動産投資で資産を堅実に形成していくには、とても時間がかかるのです。
早く始めている人ほどメリットを教授しやすい投資です。
例えば、年間家賃500万の物件があるとします。
これを1年迷っていたとすると、500万の家賃が得られる機会を失っていることになるのです(すごく簡単に言うとです)。
それに気が付くべきです。
タイムイズマネーです。
不動産の買い増しは、1棟を買うところからがスタートです。
1棟買う前から、2棟目、3棟目のことを考える必要は、あまりありません。
但し、使う金融機関は予め整理しておくことで、ロスなく買い増しができます。
目の前の1棟を買って、キャッシュフローを貯めて、本業からの貯金もして、それを次の頭金にして1棟を買い増す、というスタンスでしか買い増しは難しくなります。
改めて書きますが、
少ない自己資金でできるだけ多く買ってキャッシュフローを得て楽になりたい!
という発想は捨ててください。
不動産投資は堅実に時間をかけて大きくやっていくものです。
10年、20年とかけて、安全に資産を増やしていきます。
1棟を購入すると、返済がスタートします。
銀行は、この返済が相当進まないと、購入した物件を資産と見なしてくれません。
健全な買い方をしていても、購入後3年~5年ほど経過しないと、次を買う話は出てこないと思います。
キャッシュフローも、1年では次の物件を買うほどの頭金は貯まらないと思います。
早い人でも、2年か3年に1棟くらいで考えるべきです(自己資金が多い人は別)。
また、既存の借入が増えれば増えるほど買い増しは困難になります。
1棟目の購入はフルローンで通る可能性があっても、2棟目、3棟目は同じようにいきません。
借入が多くなればなるほど、必要な自己資金は増えてきます。
1棟目より3棟目の購入の方が、難易度がはるかに高い、ということです。
この難易度を自己資金でカバーしていくのです。
劇的な買い増しは不可能と心得ること
ワンルーム(区分マンション)と1棟の分岐点
ワンルームと1棟はどっちがいいのか?
という議論の前に、そもそも1棟が買えるのかどうかを知る必要があります。
ワンルームは収益力が低いので、1棟を検討したい!
という気持ちはよくわかります。
確かに、ワンルームの方が、購入ハードルが低い分、収益性で劣ります。
ただし、1棟が当分買えないのにそこを求めて走るのは、タイムロスになる場合もあるため、今の自分には何が最適なのかを客観的に理解しておく必要があります。
【1棟から検討すべき属性】
年収:700万以上
金融資産:1,500万以上
この属性であれば、ワンルームからのスタートは勿体ないといえます。
1棟から検討すると良いでしょう。
金融資産とは、主に預貯金だと思ってください。
貯金が1,500万円以上あって、かつ年収が700万以上であれば、1棟のテーブルに乗っているということです。
【ギリギリ小さい1棟が買える属性】
年収:400万以上
金融資産:1,000万以上
厳密にいうと、500万円から800万円ほどを不動産の頭金として投入できる人が対象です。
これであれば、小ぶりの1棟(築古で3000万円台以下)の検討は可能になります。
【戸建て】
年収:400万円以上
金融資産:500万円以上
戸建ては、1000万以下なども存在するので、300万円前後ほどが使えれば、購入できる可能性があります。
【上記に満たなければワンルーム(区分マンション)】
預貯金が500万円に届いていなければ、ワンルームからスタートし、ワンルームから増える資産と貯金の両方を積み上げて、最低でも預金500万円を狙いにいきましょう。
年収が高くても、貯金がなければ1棟または戸建ては買えないと思ってください。
あくまで個人的な見解ですが、戸建ては効率が悪いと思っています。
レバレッジが大きく効かないので、DIYを中心とした利回りで勝負する商品です。
それよりは大きくレバレッジの効く区分マンションの方が、売却時の最終利益は大きくなる傾向があるためです。
お金を持ってないと選択肢がないってことだね!
※親の財産を使える状況にあったり、すでにローンの無い物件を持っているような場合であれば、上記に満たなくても1棟の購入が検討できる場合があります。
ワンルーム(区分マンション)の融資情報
区分マンションは、1棟に比べて格段に融資ハードルが低く、審査も通りやすい特徴があります。
ほとんどがパック(提携ローン)ものの提案であるため、金利も低いメリットはあります。
複雑なことはほとんどありません。
区分マンションでは、年収倍率により、借入の上限が決まってきます(提携ローン利用時)。
社会人になって、源泉徴収を最低でも2回もらわないと、融資のテーブルにはなかなか乗りません(1回目の源泉で400万円の年収を超えるのは難しいので、必然的に2回目以降になります)。
最近では年齢の制限もあり、25歳以上が望ましいとされています。
転職に関しては、大手から大手など、同規模への転職であれば、転職直後でも融資のテーブルには乗ります。
大手からベンチャーなど、会社規模が小さくなるような転職は、注意が必要です。
具体的には、会社の資本金が1億円未満であったり、従業員数が少ないと、年収が高くても融資を断られることはあります。
| 銀行 | 必要年収 | 自己資金 | 金利 | 借入限度 |
| AUじぶん銀行 | 500万円以上 | 10万円 | 1.6%前後 | 年収の8倍 |
| ソニー銀行 | 500万円以上 | 10万円 | 1.995%前後 | 年収の8倍 |
| イオン銀行 | 500万円以上 | 10万円 | 1.7%前後 | 年収の8倍 |
| オリックス銀行 | 500万円以上 | 10万円 | 1.6%~2.4%前後 | 年収の12倍 |
| クレディセゾン | 500万円以上 | 10万円 | 1.9%~2.3% | 年収の16倍 |
| 東日本銀行 | 500万円以上 | 10万円 | 1.85%前後 | 年収の12倍 |
| SBJ銀行 | 400万円以上 | 提携により差あり | 1.5%~3.2%前後 | 基準やや不明 |
| 香川銀行 | 400万円以上 | 8.65%以上 | 1.95%~2.8%前後 | 基準やや不明 |
香川銀行は、やや特殊です。
レインズからの仲介物件でも購入可能な点が、非常に大きいです。
自己資金が売買価格の最低8.65%必要にはなりますが、仲介物件をこの程度の自己資金で購入できるのは、非常に魅力です。
年収が400万円台でも、自己資金が約9%ほど出せるのであれば、香川銀行での検討は可能です。
但し、会社規模や個人背景によっては、上記に加えて頭金10%が求められることもあります。
それ以外の銀行は、基本的に売主物件で使われる提携ローンになります。
提携ローンは、会社の規模が重要になります。
ベンチャーや会社設立から日が浅い子会社や日本法人に対する見方は厳しいものがあります。
また、若いうちの年収400万台であればいいですが、20歳後半以降での年収400万円台は厳しい傾向があります(会社として昇給しない会社という判定)。
基本的に年収が500万を超えていないと、道のりは厳しいと考えてください。
年収が500万円以上であれば、だいたいの銀行が使えます。
東日本銀行は年収が500万円を超えていれば、年収の12倍まで融資する銀行として重宝されています。
既存借入と年収を照らし合わせると、
・どのくらい買えるのか
・今の状態から買い増しができるのか
などがわかるようになります。
1棟物件の融資情報
1棟物件の融資は、ワンルームに比べてはるかに複雑です。
銀行の方針も都度変わるので、一概に「これなら大丈夫!」と断言はできません。
金融機関のスタンスはそれぞれ違いますが、融資に対する姿勢が厳しいことには変わりありません。
金融機関の融資スタンスは個人に依存するので、あくまで一般的な平均レベルだと認識ください。
支店や担当者によっても融資基準は変わります。
最初のほうは、極めてハードルの低いオリックス、静岡銀行、滋賀銀行で購入に至れますが、それ以降は別次元と考えてください。
会社員である以上、年収も重要であるため、自己資金だけあっても年収が低いと使える銀行は限られます。
年収が低い場合は、まずは、年収700万以上(できれば1,000万円以上)の会社に転職できるよう自分のレベルを上げてください。
副業で稼いでる!
という方もいますが、会社員の副業はしょせん副業(あまちゃん)というレベルでしか見られませんので、年収400万の方が副業で稼いでいるからといって、本業の年収で高い水準を求める銀行を使えるようになるかといえば、なりません。
自営業は完全な実力勝負です!
会社員が使えるフルローンの銀行はまず使えません。
自己資金をしっかりと投入して実績を作っていくところからになるでしょう。
多くの場合、頭金20%+諸費用で合計30%ほどの投入が必要と考えておけば大きな間違いにはならないでしょう。
例えば1億円の物件を検討する場合、30%は3,000万円です。
3,000万円が投入できれば1億円の物件を購入するチャンスがあるということになります。
勿論すでに事業規模が大きく、既存で取引のある銀行などがある場合においては別です。
いずれにせよ実力勝負!を忘れないでください。
【用語について】
《難易度》
融資を受ける難しさを以下5段階で表現しています。
劇高>高>中>低>劇低
《会社員》
◎の場合は会社員であることがほぼ必須です。それ以外は自営業でも年収や所得に応じて使えます。
◎(会社員必須)>○>△>×(自営完全OK)
《年収》
本業の年収です。副業は加味しません。源泉徴収ベースの額面を指します。
《金融資産》
預貯金、株式、投信、FXなど、換金しようと思えば換金できる資産を指します(不動産などは含まれません)。
《頭金》
物件価格に応じて入れる頭金です。諸費用は含みません。諸費用は約7%前後かかるので、頭金+7%が投入に必要な自己資金と計算してください。
《金利》
貸出金利の水準です。
《期間》
最大の融資期間です(物件により可変となります)。
《築》
貸し出しをする築年数の相性を以下3種類で表現しています。
浅:築浅
中:築浅と築古の中間
古:築古
《買増》
BSや年収次第で買増しが可能であるか否かの難易度です。
×:困難
△:やや困難
○:可
◎:容易
| 銀行 | 難易度 | 会社員 | 年収 | 金融 資産 |
頭金 | 金利 | 期間 | 築 | 買増 | コメント |
| オリックス | 低 | ◎ | 700 | 1500 | フル~ | 2.2%~ | 35 | 浅 | × | 1棟目初心者向け |
| 静岡 | 劇低 | ◎ | 700 | 1500 | フル~ | 1.7~4%台 | 35 | 浅~古 | ○ | 年収相応の買増し可 |
| スルガ | 中 | ○ | 1500 | 3000 | 10%~ | 2.0%~ | 30 | 浅~中 | ○ | BS重視で買増し可 |
| 千葉 | 高 | ○ | 1500 | 1億 | フル~ | 1%前半 | 30 | 浅 | ◎ | 高属性向き |
| 滋賀 | 低 | ◎ | 800 | 1000 | フル~ | 2.3%~ | 35 | 浅~古 | × | 最大9500万まで 既存借入緩い |
| 関西みらい | 中 | △ | 相応 | 相応 | 10%~ | 2%前半~ | 30 | 浅~中 | × | 1人1億まで 既存借入緩い |
| 神奈川 | 中 | △ | 1000 | 2000 | 10%~ | 2%前半~ | 30 | 浅~古 | ○ | 合計3億まで 住所縛り厳しい |
| あすか信用組合 | 中 | × | 700 | 4000 | 20%~ | 2%後半~ | 30 | 浅~古 | ◎ | 頭投入で買増し容易 |
| 横浜 | 高 | △ | 1500 | 5000 | 5%~ | 1%台 | 30 | 浅~中 | △ | BSチェック厳しめ |
| トラスト | 低 | × | 400 | 1000 | 25%~ | 3%台~ | 30 | 古 | ◎ | 頭比率高め |
| 香川 | 低 | ◎ | 400 | 1000 | 10%~ | 2%後半~ | 30 | 浅~中 | × | 年収倍率厳しめ |
| SBJ | 中 | × | 700 | 2000 | 10%~ | 2%前半~ | 30 | 浅~古 | ○ | RC優遇傾向 |
| フィンターテック | 劇高 | × | 無し | 5億 | フル~ | 2%台~ | 30 | 浅~中 | ◎ | 超高属性向け(大和証券G金融機関) |
| 信用金庫系 | 中 | × | 無し | 相応 | 20%~ | 2%台~ | 30 | 浅~古 | ◎ | 各自の状態で異なる。協会付き融資あり |
| 公庫 | 劇低 | × | 無し | 不明 | 20%~ | 1%台~ | 10 | 古 | ○ | 融資期間短い |
オリックス、静岡銀行、滋賀銀行あたりが会社員をメインとする難易度低めの銀行となります。
このあたりから攻めていけば不動産投資は開始できるでしょう。
それ以降はある程度自己資金を投入しつつ購入する形が現実的です。
まとめ
不動産の買い増しは、時間もかかりますし、自己資金も必要です。
昨今の無茶苦茶な融資で、多くの勘違いが生じていますが、一度冷静になって考えてみるといいでしょう。
良い物件が誰でも簡単に、自己資金もなく買えるはずがありません。
1棟物件を購入するのは、想像以上にハードルが高いのです。
・誰でもできるもの
・簡単にできるもの
には、罠が仕掛けられています。
投資の世界では当たり前の話です。
自分自身の属性と照らし合わせて、どこで買えるのかを考えてみてください。
不動産投資は自己資金が重要なので、それさえあればなんとかなります。
逆に、自己資金が乏しければ、まずは自己資金を作ることから始めないといけません。
何が欲しいか、ではなく、何が買えるのか、を考え、不動産投資に挑むと良いでしょう。
そして、融資の好条件を求めて右往左往しないようにしましょう。
不動産業者は、いけますいけます!と調子の良いことばかり言います。
融資の条件も、だんだんとバランスシートが良くなっていくにつれて、改善されていくものです。
最初から超高属性でもないのに、低い金利を求めても無駄です。
自己資金が豊富でもないのに、アレコレ考えても無駄です。
多くを買うには時間がかかります。
良い条件で融資を受けるには時間がかかります。
しかし、かけた時間以上のリターンを、じわりじわりと得ることができます。
それが、不動産投資の魅力です。
現実的な目線で挑み、どんどんアクションが起こせるような人であれば、将来豊かになれるチャンスはあるでしょう。
高望みは厳禁です。







